【米GIケンタッキーダービー】米最優秀2歳馬ゲームウイナーを破ったロードスターに注目

2019年04月11日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】伏竜Sの2着馬マスターフェンサー(牡3=父ジャスタウェイ・角田)が日本産馬としては史上初めて挑むことになった今年のGIケンタッキーダービー(5月4日=チャーチルダウンズ競馬場・ダート10ハロン)。その重要な前哨戦が先週末、相次いで行われた。

 中でも印象的だったのは、カリフォルニアのサンタアニタパーク競馬場で行われたGIサンタアニタダービー(ダート9ハロン)。昨年のGI・BCジュヴェナイルの勝ち馬で、米最優秀2歳牡馬にも輝いたゲームウイナーが単勝1・5倍という圧倒的な1番人気に推されたが、これを後方からかわしたのがゲームウイナーと同じB・バファート厩舎のロードスター(牡=父クオリティロード)。GI初制覇を果たして、ケンタッキーダービーの出走権をつかんだ。

 ロードスターは昨年9月のGIデルマーフューチュリティで3着(勝ち馬ゲームウイナー)の後、喉の手術を受けて休養したが、復帰戦の前走3月1日の一般戦(ダート8ハロン)を2馬身半差で快勝して、ここに臨んだ。キャリアがまだ4戦と浅いだけに伸びしろも大きそう。先行して粘ったゲームウイナーとともに本番でも人気の中心になりそうだ。

 ニューヨークのアケダクト競馬場で行われたGIIウッドメモリアルS(ダート9ハロン)を制したタシタス(牡=W・モット厩舎)にも注目だ。スタートから最初のコーナーに入るまでにゴチャゴチャとした競馬になったが、その後しっかりと好位を確保。直線では粘るGIII勝ち馬タックスをきっちりと競り落として、前走のGIIタンパベイダービー(ダート8・5ハロン)に続く重賞を制した。

 タシタスは、父が北米首位種牡馬3回のタピット。母はGIパーソナルエンスンSを含むGI5勝を挙げて、米最優秀古牝馬にも輝いたクローズハッチズという超良血馬でもあり、こちらも目が離せない存在だ。