【桜花賞】クロノジェネシス“1強時代”の幕開けだ!

2019年04月05日 21時02分

白い息で緊迫感を演出するクロノジェネシス

【桜花賞(日曜=7日、阪神芝外1600メートル)新バージョンアップ作戦】2019年クラシック開幕戦・第79回桜花賞攻略にあたって、新VU作戦の明石尚典記者は、正攻法中の正攻法でラップを解析。その結果、導き出された本命馬は2歳女王ダノンファンタジーでも、朝日杯FS3着馬グランアレグリアでもなく…。クロノジェネシス“1強時代”がここから始まる。

 現在の外回りへと移行した07年以降、自身上がり35秒超での戴冠は13年アユサン、17年レーヌミノル(稍重)の2頭のみ。かつての“魔の桜花賞ペース”はどこへやら。勝ち馬の大半が32~34秒台前半の上がりをマークする、瞬発力主体のレースへとキャラチェンジしているのは見逃せないポイントだ。

 今年はそれぞれチューリップ賞、クイーンCで好発進を決めたダノンファンタジー、クロノジェネシスの「阪神JF」1、2着馬に、新馬戦でダノンファンタジーを一蹴し、牡馬相手の朝日杯FSで3着のグランアレグリアを加えた三つどもえの様相。まぎれの生じにくい阪神外回りでのガチンコ勝負なら、無意味な変化球は必要ない。直球勝負でこの3頭の中からの軸選びといく。

 3頭の序列を見極めるためのデータは、マイル戦で刻んだ自身ラップ(直接対決の新馬戦と重賞を採用)。東京マイルでいきなり1分33秒台&自身前後半3ハロンラップ合計69秒8を叩き出したグランアレグリアだが、その後はサウジアラビアRC=70秒9、朝日杯=70秒2で平均70秒30どまり。瞬発力(上がり3ハロン平均)を加えた総合ポイントも104・33と3頭の中では最後列の評価となる。

 阪神JFワンツー両馬では、自身前後半3ハロン70秒1(新馬)→70秒2(阪神JF)→69秒8(チューリップ賞)=平均70秒03のダノンファンタジーが、70秒3(阪神JF)→70秒0(クイーンC)=平均70秒15のクロノジェネシスを一歩リード。ひねりなく前者に本命を…といきたいところだが、上がり3ハロン平均を加えると形勢逆転。ダノン=103・93、クロノ=103・65とわずかながら後者の方が上回る。

 データから浮かび上がってきたのは、バランス型ダノンファンタジーVS瞬発型クロノジェネシス2強の図式。阪神JFでの着差がわずか半馬身差なら、目下4連勝の女王とて盤石とは言えまい。今度こそ自慢の末脚でゴボウ抜き。虎視眈々と逆転を狙うクロノジェネシスの瞬発力に一票を投じることにする。