ウオッカ死す 武豊「名馬と呼ぶにふさわしい」

2019年04月04日 11時00分

ダイワスカーレット(奥)と2センチ差での大接戦を制したウオッカ(手前=2008年天皇賞・秋)

 2007年に牝馬としては64年ぶりに日本ダービーを制するなど、GI・7勝を挙げ、顕彰馬にも選出されたウオッカ(牝15)が、英国・ニューマーケットで蹄葉炎のため1日(現地時間)に死んだことが明らかになった。

 現役時は前出日本ダービーほか、08年天皇賞・秋ではダイワスカーレットとの2センチ差の大激戦を制するなど、トップホースとして君臨。引退後はアイルランドで繁殖馬としてけい養され、小倉大賞典2着のタニノフランケルなど、これまでに7頭の産駒を出している。

 配合のため、ニューマーケット近郊の牧場で滞在中の先月10日に馬房内で右後肢の異変があり、検査の結果、右後肢第3指骨粉砕骨折が判明。骨折部位をボルトで固定する手術を行い、回復に向けての処置が取られていたが、今度は両後肢に蹄葉炎を発症。回復の見込みがなくなったことから1日午後、安楽死の処置が取られた。

 角居調教師「厩舎をメジャーにしてくれた功労者で、私にとってとても大切な馬でした。ファンも大変多い馬で、本当に残念です」

 四位騎手「ショックです。子供のころからの夢であったダービーを取らせてくれた、かけがえのない馬。スーパーホースの背中を知れたことは、その後の競馬人生の指標にもなりました。あんな馬にはもう巡り合えないかもしれません」

 武豊騎手「僕にとって思い出深く、名馬と呼ぶにふさわしい馬だと思います。ファンの多い馬でしたし、本当に残念なニュースです。ご冥福をお祈りいたします」