【スプリングS】シークレットラン 見違えるほどの急成長で巻き返しの可能性十分

2019年03月12日 21時32分

前走からグンと良化したシークレットラン。本領発揮はこれからだ

【スプリングS(日曜=17日、中山芝内1800メートル=3着までに4・14皐月賞優先出走権):dodo馬券】皐月賞戦線もいよいよ佳境。日曜の中山競馬場では、GIIスプリングSが行われる。魅力ある精鋭が名を連ねたが、傑出馬不在で混戦ムードも漂う。当欄が狙うのは◎シークレットラン。1番人気で4着に敗れたGIII京成杯から評価を落としそうだが、巻き返しの可能性は十分にある。

 シークレットランは中山が舞台だった未勝利→葉牡丹賞を連勝し、GIII京成杯では1番人気に支持されたが、結果は0秒4差の4着。勝ったラストドラフトと3着ヒンドゥタイムズは新馬勝ち直後のキャリア1戦の馬。2着ランフォザローゼスも葉牡丹賞で2着に負かした馬だったことを考えれば物足りない敗戦だった。

 とはいえ、上位3頭は隊列が落ち着いた向正面から同馬より前の位置取り。勝ち馬と同じ出走3位の上がりを駆使したが、3角7番手からでは届かず…。展開面で泣かされた部分もあった。鞍上の内田博も「まだ成長途上の段階。暖かくなってパンとしてくれば(上位を)逆転できる」と前向きなコメントを残した。

 その後は間隔を空けて成長を促し、季節は春。7日の南ウッドでの1週前追い切りは5ハロン67・5―38・8―12・9秒。同厩で古馬オープンのセンチュリオンに大差先着し、見違えるほどの“進化”をアピールした。これには田村調教師も「デビューしてから、ずっと体調はいいんだ。ローテーションの組み方もうまくいって、いい状態で使えそう。1週前追い切りも最後まで、きちんといいラップを刻んでくれたからね」と笑顔がはじけた。

 さらに「エンジンのかかりが遅いところがあり、前走はそういった面が出てしまった。クラシックだと相手も強いし、肉体的にしんどい面も出てくるが、一年間いい状態を保てる体幹の強さがあるから大事に育てていけば、どこかできっと花が咲く」と同師は続けた。

 あくまで先を見据えて将来性を評価する一方で「メンバー構成を考慮して弥生賞ではなくスプリングSを選択した。(1週前追い切りが)馬場の悪い中でもしっかり動けていたし、雨の多い春の中山も合う」と目先の勝利へのこだわりも忘れてはいない。

 明白な敗因のあった京成杯で敗れたが、中山2勝のコース実績は大きなアドバンテージ。加えて成長幅も大きいシークレットランが巻き返しそうなムードがプンプンと漂っている。