【オールカマー】レイデオロが復活V 藤沢和師「さすがはダービー馬だね」

2018年09月24日 21時35分

復活Vを飾ったレイデオロ

 23日、中山競馬場を舞台に行われたGII第64回オールカマー(3歳上オープン・芝外2200メートル)は、1番人気のレイデオロが2分11秒2のタイムで優勝。昨年の神戸新聞杯以来、約1年ぶりとなる勝利を挙げた。昨年のダービー馬が鮮やかな復活を決めたことで、今秋の中長距離GI戦線に一本、大きな芯が入った形。ライバルも多彩で、いつになく盛り上がるGIロードになりそうだ。

 ダービー馬レイデオロ、皐月賞馬アルアイン、そしてグランプリホースのゴールドアクター。3頭のGIホースがそれぞれ復活を期して臨んだ一戦だったが、これを制したのはレイデオロ。例によってスタートダッシュはひと息だったが、道中は先行するアルアイン、ダンビュライトを見ながら中団の後ろに待機。4コーナー手前から押し上げにかかり、直線を向いて先頭に立ったアルアインの直後に取りつくと、ゴール前でこれをインから鋭く捕らえた。

「調教に乗った感触ではまだ良化途上という感じだったけど、自信はあった。スタートはいつも遅いので、今回も位置取りは後ろになったが、すぐにリラックスして息も入った。反応は少し遅かったけど、ラスト200メートは彼の能力をしっかり出してくれた」とルメール。自身に“ダービージョッキー”の称号を授けてくれたパートナーの復活に自然と笑みがこぼれた。

 手応えをつかんだのは藤沢和調教師も同様だ。「さすがにダービー馬だね。2着馬はうまく乗っていたから、あれを差し切ったのは底力だろうね。ドバイ遠征(ドバイシーマクラシック4着)の後は目に見えて疲れていたというわけじゃないけど、海外の競馬だから人間では分からない面もあるだろうから。でも、うまくリフレッシュできて夏も乗り越えた。まだ調教では気合が乗っていなかったから、これを使ってもっと良くなるんじゃないか」

 次走は未定だが、GI天皇賞・秋(10月28日=東京芝2000メートル)あるいはGIジャパンC(11月25日=東京芝2400メートル)が目標になるのは間違いない。ルメールが「まだトップコンディションではない。今回はトライアル。メインターゲットはGI」と明言したように、今後も前進あるのみだ。