【宝塚記念】ゼーヴィント 初のGI舞台で大仕事の予感

2018年06月19日 21時30分

今回の舞台設定はベストに思えるゼーヴィント。ひと叩きで体調もグンとアップした

【宝塚記念(日曜=24日、阪神芝内2200メートル)dodo馬券】日曜の阪神競馬場では、2018年上半期GIシリーズの総決算・第59回宝塚記念が行われる。日本のGI馬4頭(ヴィブロス、キセキ、サトノクラウン、サトノダイヤモンド)は近走不発か帰国初戦と不安材料を抱えており、伏兵が付け入る隙はありそう。当欄はファン投票104位の◎ゼーヴィントに注目。GI初チャレンジの身ながら、アッと言わせる可能性は小さくなさそうなのだ。

 同じグランプリでありながら、宝塚記念が有馬記念より有力馬が集まりにくい背景には、梅雨時期特有の馬場悪化を避ける傾向があるからだ。

 実際、過去10年で近2年を含めて4回は稍重~重馬場施行。開催最終日だけに、良馬場でも通常より力が要求される。無理せずに秋へ、と多くの陣営が考えるのもある意味、自然の流れだ。

 この傾向に内回りコース(直線359・1メートル)の特徴を重ねると、穴馬の条件が見えてくる。自在性があって、時計のかかる馬場や流れを好む馬ということだ。
 そこでゼーヴィントが浮かび上がってくる。重賞で連対した5走に着目した。自身の上がり3ハロンが35秒を切ったのは2016年のラジオNIKKEI賞(34秒5)だけで、他の4走(16年のセントライト記念=35秒0、福島記念=35秒6、17年のアメリカJCC=35秒7、七夕賞=36秒1)は35~36秒台。レースの上がりがかかった時こそが同馬の好走パターンなのは間違いない。さらに、5走中3回は小回りの福島コース。残る2回は中山の2200メートルなら、宝塚記念のコースと距離がドンピシャである可能性は決して小さくない。

「前走(目黒記念=6着)後も大きなダメージはありませんし、順調に調整できています。デキは前回より上です」と土田助手。ここ2走の不振を払拭する状態の良さを感じている。前走は直線で馬群が密集して進路取りにロスが生じたうえ、ゴール前でも前をカットされる不利があった。

「もったいない競馬でした。スムーズだったらもっといいところを出せたと思う。このところ能力を発揮し切れていないけど、輸送は苦にしないし、距離もちょうどいい」と巻き返しに力が入る。

 馬場、コース、状態の良さ…とすべてがマッチしそうな今回、初のGI挑戦ながら大仕事をやってのけるかもしれない。