【ひと口馬主のススメ】フウゲツムヘン スピード重視のドレフォン産駒

2021年07月30日 12時00分

フウゲツムヘン

 クラブ所属馬への出資制度が多くの競馬ファンの支持を集めている。同制度はクラブが購入した競走馬の権利を分割し、出資馬の獲得賞金から手数料を差し引いて配当されるため、オーナーの気分が味わえると人気なのだ。とはいえ、初心者にはどのクラブが合うのかを判断するのが難しい。そこで今回は、競馬評論家の古谷剛彦氏がバッチリ指南――。有力クラブの期待馬をピックアップしてくれた。

【YGGオーナーズクラブ】YGGオーナーズクラブは地方募集も行っており、ブエラプーラ(牝2歳、北海道・佐々木国)がすで2勝を挙げ、次走は地元重賞に挑む予定。幸先良い活躍を見せる2歳世代への出資が、この時期でも可能なYGGの良さと言える。出資馬のデビューを早く見たいと思われる方は、一考の余地だ。

 初年度産駒、早くも中央4勝の活躍を見せるドレフォン産駒から、フウゲツムヘン(牝、父ドレフォン)をピックアップ。6月下旬に美浦近郊への移動にメドが立った。7月に入り、他馬が暴れた際に反応して放馬をし、外傷を負ったが、能力には全く影響のないレベルのケガに止まったのは幸いだ。牝馬特有の気が入りやすいタイプのようだが、仕上がりの早さも兼ね備え、移動ができればスケジュールを難なくこなしていくだろう。ドレフォン×サクラバクシンオーのスピード重視の配合で、堅実な走りを期待したい。

 グラッテンハーレ(牝、父ロゴタイプ)は、ファンタストクラブで育成中。春先に一とん挫あったが、今は脚元も固まり、順調にペースを上げている。本州の暑さを考慮し、秋の移動を目指して育成を進めていく状況とのこと。ロゴタイプは、6月27日の札幌新馬で産駒初勝利を挙げ、18日には盛岡芝で新馬勝ちを収めた産駒もいる。朝日杯FSの覇者らしく、2歳戦から活躍中のロゴタイプ産駒の1頭として、今後の成長を期待したい。馬体重は462キロ(2日現在)。

 レインボーポラリス(牡、父エスポワールシチー)は、11日福島1Rで障害初勝利を飾るなど、当クラブで息の長い活躍を見せるブルーガーディアンの半弟。父が代わり、ダートを主戦場とし、スピードで押し切るタイプに育つ可能性が高い。もう少し北海道で乗り込み、秋の移動を目指す方向で調整されるとのことだが、徐々に体質面も強化され、楽しみな逸材だ。馬体重は492キロ(6月26日現在)。

☆ふるや・たけひこ 競馬評論家としてグリーンチャンネル「馬産地通信」に出演するなど、北海道での取材活動を中心に数多くのメディアで活躍。

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