【2020年有力クラブ紹介=ひと口馬主のススメ】友駿ホースクラブ編

2020年07月20日 12時00分

スマイルフラワーの19

 クラブ所属馬への出資制度が多くの競馬ファンの支持を集めている。同制度はクラブが購入した競走馬の権利を分割し、出資馬の獲得賞金から手数料を差し引いて配当されるため、オーナーの気分が味わえると人気なのだ。とはいえ、初心者にはどのクラブが合うのかを判断するのは難しい。そこで今回は東スポ競馬記者が、有力クラブの期待馬をピックアップした。

【優駿ホースクラブ】1969年に日本で最初に会員制愛馬法人として誕生した友駿ホースクラブ。過去にはダートGⅠ・9勝(交流を含む)を挙げたエスポワールシチー、ジャパンC&宝塚記念を制覇したタップダンスシチーといった名馬を送り出しており、条件を問わず活躍の場を広げている。

 スマイルフラワーの19(牡=美浦・古賀慎)は注目の新種牡馬ドレフォンの産駒。現役時代にはBCスプリントを筆頭にダート短距離の米GⅠで3勝を挙げた快速馬だ。母との配合ではオーサムアゲインのクロスが実現。血統背景から相当なパワーとスピードを秘めているのは間違いない。また、バランスに秀でたフレームと良質なその筋肉から、父が主戦場にしたダートだけではなく芝での活躍も期待できる。

 桜花賞路線を目指すならフルールシチーの19(牝=栗東・西園)を抜きには語れない。当クラブの募集馬だった母は現役時代に芝1200メートルで5勝を挙げたオープン馬。父ロードカナロア×母父サクラバクシンオーの配合から、スピードの絶対値は保証されたようなものだ。スプリント戦での活躍は当然ながら、それ以上の距離でも大舞台を目指せる器の持ち主だ。

 ソムニアシチー(牡=美浦・栗田)は当クラブおなじみの牝系に15年のダービー馬ドゥラメンテを父に迎えた一頭。父の産駒は先月の新馬戦でアスコルターレが初勝利を挙げ幸先の良いスタートを切っている。母の父も年のダービー馬メイショウサムソンで底力を後押しする大きな材料になっており、2歳夏から39戦を走り抜いた母のようにタフさを武器に長い活躍が楽しめるだろう。

 近代日本競馬で欠かせないサンデーサイレンスの血。そのクロスを持つのがアモーレエテルノの19(牡=栗東・佐々木)。父は初年度から2冠牝馬を送り出した新進気鋭のエピファネイア。曾祖母グレイトフィーヴァーの産駒はJRAで計29勝を挙げており、堅実な母系との配合は明るい将来を予測させる。綺麗なトップラインから高い長距離適性を感じさせるだけに、スケールの大きな走りを見せてくれそうだ。

 ケイティマイヒメの19(牝=美浦・上原)の半兄は現役で活躍中のブリッツェンシチー。ダートで2勝を挙げている半兄から砂戦での活躍が予想されるが、本馬の父はディープインパクト直子のシルバーステート。5戦4勝で引退した未完の大器で、重賞未勝利ながら種牡馬入りしたように高いポテンシャルを秘めている。スピードに長けた母、新馬戦を逃げ切った半兄リメスを踏まえると芝でこそのタイプだろう。

 16年の皐月賞を当時のレースレコードで制した父ディーマジェスティの血を受け継いだのがアーリースプリングの19(牡=美浦・相沢)。母の全妹はスプリンターズS&高松宮記念を制した名スプリンター・カレンチャン。いかにも〝配合の妙〟を感じさせる存在で、その豊富な骨量からも馬体重を苦にすることはなさそう。父の代表産駒として活躍する姿が目に浮かぶ。

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