【2020年有力クラブ紹介=ひと口馬主のススメ】東京サラブレッドクラブ編

2020年07月20日 12時00分

ペルフォルマーダの19

 クラブ所属馬への出資制度が多くの競馬ファンの支持を集めている。同制度はクラブが購入した競走馬の権利を分割し、出資馬の獲得賞金から手数料を差し引いて配当されるため、オーナーの気分が味わえると人気なのだ。とはいえ、初心者にはどのクラブが合うのかを判断するのは難しい。そこで今回は東スポ競馬記者が、有力クラブの期待馬をピックアップした。

【東京サラブレッドクラブ】様々な生産牧場から良血馬、素質馬を募集することで知られる東京サラブレッドクラブ。昨年はレッドベルジュール(デイリー杯2歳S)、レッドアンシェル(CBC賞)、レッドジェニアル(京都新聞杯)の3頭が重賞を制覇しており、今年はクラブ史上最多となる42頭の精鋭たちがラインアップされた。新規会員にも40口の出資枠が用意されており、初心者にも優しいクラブと言える。

 ペルフォルマーダの19(牡=美浦・藤沢和)は残すところ、あと2世代のデビューとなった貴重なディープインパクトの産駒。日本競馬史に残る名馬の子に出資できるチャンスは少なくなっており、その中でも特に目が離せない一頭だ。アルゼンチン出身の母系からは16年のダービー馬マカヒキが出ており、品性を感じさせる馬体も相まってクラシックをにぎわせてくれるに違いない。

 同厩ではラストグルーヴの19(牡)も目玉と言える存在。祖母は屈指の名牝エアグルーヴで、母の父はディープインパクト。そして、アーモンドアイを輩出したロードカナロアを父に迎えた本馬は近代日本競馬の〝結晶〟と言っても過言ではないだろう。つくべき所にしなかやな筋肉がついており、早い時期から主役になれるはず。このレベルの良血馬に出資できるのは貴重な機会だけに要注目だ。

 ただならぬポテンシャルを感じさせるのがレッドファンタジアの19(牡=栗東・藤原英)。当クラブ出身の母はこれまでに3頭の産駒がデビューしているが、デイリー杯2歳Sを勝利したレッドベルジュールを筆頭にいずれも2勝以上を挙げている。上の兄姉4頭とは違い父がディープインパクトからハーツクライに変わったが、母父アンブライドルズソングとの配合は昨年のジャパンCを制したスワーヴリチャードと全く同じ。発達したトモが抜群の推進力を生むはずで、芝のマイル~中長距離戦で真価を発揮するタイプだ。

 スタイルリスティックの19(牡=栗東・武幸)は芝の中長距離路線でGⅠ7勝を挙げた〝国民的人気馬〟キタサンブラックの初年度産駒。CBC賞を制した半兄レッドアンシェルをはじめ、兄姉はJRAで計10勝を挙げている堅実な一族。黒光りするピカピカの馬体からも独特の雰囲気を感じさせるだけに、父との配合でどんな化学反応が起きるのか、今からデビューが楽しみでならない。

 無敗の2冠牝馬デアリングタクトと同じ血統構成で注目を集めるのがマーブルケーキの19(牝=美浦・萩原)。父エピファネイア×母父キングカメハメハの配合はボトムラインを除き、デアリングタクトとは8分の7が同血だ。バランスの整った馬体からも完成度の高さを感じさせ、牝馬のクラシック路線で名乗りを挙げてくるだろう。

 なお、同クラブではすでに募集を受け付けているが、24日の正午時点で1000口以上の募集があった馬については、その時点で募集を締め切る。気になる馬がいる場合は早めの出資申込みをお忘れなく。

◇ホームページ https://www.tokyo-tc.com/top.html

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