【2019年有力クラブ紹介=ひと口馬主のススメ】東京サラブレッドクラブ編

2019年07月29日 12時00分

シーサイドホームの18
【東京サラブレッドクラブ】先月の函館新馬戦で、レッドヴェイパーが白星を挙げると、同日にはディープインパクト産駒の素質馬・レッドベルジュールが完勝するなど、今年も2歳馬が活躍を見せている“レッド軍団”の1歳馬の募集が始まっている。37頭のラインアップを見ていると、どれも目移りして仕方がないが、記者が気になる5頭についてクラブスタッフに聞いてみた。
 
 まずはディープ産駒からいこう。シーサイドホームの18は母父がストームキャット。この配合は、エイシンヒカリやリアルスティール、キズナと、まさに名馬の宝庫。管理するのは名伯楽・藤沢和調教師というのだから、高揚感を抑えられない。
 
「とてもパワフルな馬体の持ち主ですけど、背中から腰の完璧なラインがしなやかな動きを可能にしています。適応力に優れていて、軽い芝でも力の要る馬場でもどちらもこなせるタイプです」とのこと。クラシックが意識できる存在と言って間違いはない。
 
 同じくディープ×ストームキャットの配合を持つリュズキナの18も注目の一頭。こちらを管理するのは多くのGI馬を育て続ける友道調教師と、前記のシーサイドホームの18にまったく引けを取らない。
 
「馬体全体のバランスが良く、精神的にもクレバーな馬です。調教もスムーズに進めていけそうなので、2歳夏のデビューも可能かもしれません」と期待値は当然ながら高い。
 
 ディープ3頭目は牝馬から。ジョリージョコンドの18はレッドディザイアを育てた松永幹厩舎に入厩予定。血統的に見ても、母は全妹に英GI勝ちのライトニングパール、全弟に宝塚記念や香港ヴァーズを制したサトノクラウンがおり、札幌2歳S2着のファストアプローチを産んでいる。
「全身がバネという馬体の持ち主です。順調に調教を積んでいけるタイプなので、2歳夏には万全の状態でデビューを迎えられることでしょう」
 
 ディープ以外からは2頭。レッドメデューサの18はレッドランディーニ、レッドベレーザの妹。ランディーニは先月のマーメイドSで僅差の2着。ベレーザも新馬勝ち直後のファンタジーSで5着と、能力の高さは証明されている。
 
「姉たちと比べると体高があり、馬体が大きいところが特徴です。4月生まれということもあり、今後成長する余地も十分」なら、さらなる成長も見込める。父がスピルバーグに替わることで、ミスタープロスペクターの4×4のクロスが生じており、2歳戦から楽しみだ。
 
 レッドマニッシュの18(牡)は名牝スティンガーの孫にあたり、この牝系からは、当クラブでも活躍したレッドファルクスが出ている。
「真っ先に目に飛び込んできたのが、破壊力を秘めた雄大なトモ。スティンガーから連なる母系の特徴が良く出ていて、近親のレッドファルクスを想起させます」と話すように、一見スピード血統のようだが、スクリーンヒーローが父なら、距離の融通性もあるとみた。
 
「じっくりと調教を積みながら、2歳秋のデビュー戦に備えたいところです」
 
 短距離から中距離まで、また雄大な馬格からダートにも対応できそうで、オールマイティーな活躍も期待できる。
 
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