危険なキャリア1戦1勝馬

2013年02月08日 16時15分

 

 

 

 

 少頭数ながら、抜けた馬がおらず、難解な一戦だったきさらぎ賞。案の定、上位人気がこけてしまった。

 

 特にリグヴェーダは1番人気に推されながらシンガリ負け。これには、ある関係者も疑問を呈した。

 

「リグヴェーダは、京成杯に出走予定だったが、雪でレースが中止。この帰りに道が渋滞し、栗東に戻るまでに半日(12時間)を要してしまった。この影響でカイバを食べなくなり、馬体もかなり萎んだと聞いていた。あれから2週間で、どれだけ馬体が戻ったのかと思ったら、戻るところかプラス12キロ。明らかに緩んだ印象だったし、鞍上の浜中も調教のときに太いと思っていたみたい。いったい、中間の調整はどうなっていたんだ」

 

 と、厩舎の臨戦過程に疑問を呈していた。だが、それ以上に、ファンに対しても驚いていた。

 

「買いたい馬がなかなかみつからないレースであったのは確かだけど、この時期の重賞で、一戦のキャリアしかない馬を1番人気っていうのはどうなのかね。しかも、中間にアクシデントがあったんだし。このテの馬って、だいたい上位人気になると飛ぶよね」

 

 そういえば、最近はキャリア一戦の人気馬がよくこけている。はこべら賞では、やはり1戦1勝のメイショウロフウが、断然人気で3着に敗れている。

 

「陣営は逃げるように指示したようだけど、出遅れ。しかも鞍上の武幸四郎が抑えてしまい、今度は勝負どころでまくり気味に進出し、最後に失速してしまった。かなり下手に乗って、関係者も『腕が落ちたのなんだの言っても、やはり兄(武豊=初戦に乗って圧勝)のほうが上だな』と言っていた」

 

 初戦のように、逃げられなかったことが敗因のようだ。

 

 また、梅花賞でも、1戦1勝で1番人気になったエーシンハクリューが、大差負けを喫している。

 

「メイショウロフウもエーシンハクリューも初戦は楽勝だったが、所詮は相手が弱いメンバー。クラスが上がるとペースも上がるし、自分の好き勝手な競馬ができない。さらに人気になるとマークも受ける。だから、経験のない展開や他馬からのプレッシャーに惑わされ、力を出し切れないことが多い」とは、ある専門誌記者の話。

 

 新馬戦で強い競馬を見せる馬は、確かに能力はあるかもしれない。しかし、そこはまだまだ子供。いろんなレースに適応するセンスというものは、経験を積まないと、なかなか身につかないものだ。1戦1勝の人気馬は、基本的には疑ったほうがいい。

                【ニュース提供:特ダネ競馬ニュース+β】