【京都新聞杯】ディープ産駒“最後のとりで”フランツ 単に勝つだけでは物足りない!

2018年05月03日 21時30分

アルメリア賞で2勝目をマークしたフランツ

【POGマル秘週報】2017―18シーズンのPOGはゴール間近って状況。オークスの出走馬はほぼ固まり、ダービーも最後の前哨戦がある今週が終われば、同様に出走枠はほぼ決まる。頂上決戦に向けた話題をしていくほかない状況はありがたいのか、ありがたくないのか…。

 とりあえずは“東上最終便”の京都新聞杯が今週のメインターゲット。POG的な側面も考慮すれば、注目すべきはディープインパクト産駒ということになるのだが、今年はいまだ顕著な活躍馬が出現しておらず、1~5番人気までズラリと並んだ先週の青葉賞でも権利取りに失敗。相変わらず流れは最悪と言っていい。

 しかし、京都新聞杯(土曜=5日、京都芝外2200メートル)はディープの種牡馬デビュー後の過去7年で3勝、1~3着独占が2回もある好相性のレース。この一戦をきっかけに“潮目”が変わる可能性に期待してみたい。

 注目はM・デムーロの手腕で、ダービー切符を狙うフランツ。現収得賞金900万円に、ここで2着までに入って賞金加算なれば、「出走当確」となろう。

「左回りに照準を定めていたダノンマジェスティは東京の青葉賞を使ったけど、ダービーまでを視野に入れれば、長距離輸送のない京都新聞杯に出走した方が関西馬は楽だからね」と音無調教師。

 2か月も前のアルメリア賞で2勝目をマークした馬を、放牧に出してじっくりと待機させていたのは、2400メートルの中3週を3戦続けたアドミラブル(昨年のダービーで1番人気3着)の反省もあったのかもしれない。

「元来が馬を大事にするオーナー。数を使わずに権利を取れれば言うことないので、前走後は放牧に出していた。誤算は放牧後の状態がひと息だったこと。最初の1週間は微熱があって、食いも細かったんだけど…。ここにきて一気に良くなってきた。先を考えたら、上がっていくだけの状況の方が、逆にいいのかもしれないね」

 ディープインパクト産駒で、近藤英子オーナー、さらには鞍上のM・デムーロまで昨年のアドミラブルと同じ。「トレーナー生活で最大のチャンス」と公言して挑んだアドミラブルの雪辱を果たすためには、2着での賞金加算など頭にはないし、単に勝つだけでも物足りない。

「ここを勝って権利を取っても、ダービーでは(M・デムーロに)乗ってもらえないかもしれないが、少なくとも選択に迷うようなレースをしてほしいよね。前走を見ても外回りの方が適性は高いようだし、行きたがる面がないので、距離の延長もいいと思う」

 ディープインパクト産駒“最後のとりで”として、この路線のすべてを覆すようなパフォーマンスを見せてほしいところだ。