【NHKマイルC】距離短縮で変身のルーカスかマイル適性高いプリモシーンか

2018年05月02日 21時32分

ルーカスは偉大な兄同様、マイルが適舞台となるか

【NHKマイルカップ(日曜=6日、東京芝1600メートル)東西記者徹底討論】東京開催は今週から怒とうの5週連続GIがスタートする。その初っぱなを飾るのは3歳マイル王を決する第23回NHKマイルカップ。狙うべきは素直にトライアル上位馬か、それとも…。「両刀」山口&「馼王」西谷は、クラシック路線を歩んできた牡馬と牝馬に目を付けた。

 西谷哲生(大スポ):はぁ~、世間はゴールデンウイークだっていうのに、我々は相も変わらず仕事、仕事、仕事…。もう嫌になっちゃいますよ。

 山口心平(東スポ):キミの場合、休みになったって、どうせ予定なんかないだろ。だったら働いて稼いだほうがマシなんじゃないの?

 西谷:失礼な。ボクだってお誘いのひとつやふたつはありますよ。小倉のさ○なチャンや函館のあ○チャンから「遊びに来て」って言われてるんですから。

 山口:完全に営業メールじゃねぇか。

 西谷:カモられてもビクともしないくらい、馬券で儲ければいいだけの話でしょ。今週のNHKマイルCの予想はマジでいきますよ。

 山口:へぃへぃ。オレは◎ルーカスだ。純粋なマイラーではないだろうが、前がかりな気性から現状ではマイルの方が自然体で走れるはず。抜群に切れるタイプではないけど、前々からパワーで押し切る形なら勝ち負けになるだろ。

 西谷:距離短縮だけで勝てるほどGIは甘くはないですよ。前走(スプリングS=9着)にしても折り合いはそれなりについていたじゃないですか。もともとモーリスの全弟っていう血統背景から人気先行の上に、現状の成績はひと息。あえて狙う必要性を感じませんが…。

 山口:分かってないなオマエは。今回は攻めが強かった前走の反省を踏まえて1週前もソフトに追われたんだが、それでもド迫力の動きだったぞ。あとは名手ボウマンが新たな面を引き出すだけだ。

 西谷:その“ド迫力の動き”とやらに今回もだまされても知りませんよ。ボクの狙いは桜花賞に続いて◎プリモシーン。出遅れた上に、直線で前が壁になる不運があっての10着ですから、完全に度外視できます。

 山口:確かに進路が開いたゴール前はそれなりに伸びていたし、まともならもっとやれていただろうな。

 西谷:えぇ、桜花賞の着順で人気を落とすようならしめたもの。中山(フェアリーS)では不利な外枠から差し切りを決め、東京(未勝利)ではクイーンCの勝ち馬テトラドラクマを競り落としての勝利。この馬のマイル適性の高さを見直したいですね。

 山口:相手はタワーオブロンドンで一致か。走るごとに地道に評価を上げてきた馬だよな。スムーズに折り合ったアーリントンCは強い勝ち方だった。そもそも朝日杯FSの3着馬で、上位2頭が不在という状況なら当然、高い評価になるわな。

 西谷:前走の勝ち時計は前週の桜花賞と0秒3差。同じ良馬場でも天候が雨だったことを考えると、同等の内容としていいんじゃないですかね。レース後、「休み明けの割に折り合って運べていた」と藤沢和調教師が精神面の成長を評価していましたし、まず崩れは考えにくいですね。

 山口:今回は地元・関東圏のレースだからテンション面の不安もいくらか緩和されるだろうしな。

 西谷:非マイル路線組でボクが注目しているのはギベオン。毎日杯は相手(ブラストワンピース)が強かっただけで、この馬自身も好時計をマークしての2着と素質の高さを見せました。どの位置からでも競馬ができるセンスのいい馬ですから、初めてのマイルも気になりません。

 山口:2走前の東京(フリージア賞)の勝ちっぷりもなかなかのものだった。ダービーを見据えている感もあるけど、底を見せていない不気味さは確かにあるよな。

 西谷:テトラドラクマは、息の入らないペースで行って押し切ったクイーンCが強いのひと言。同じ東京マイルであれくらい走ればチャンス十分でしょう。あとは疲労で桜花賞を回避した影響がどうかだけですね。

 山口:トライアルはニュージーランドT組よりアーリントンC組の方がレベルは上。その2着馬パクスアメリカーナは、大きなフットワークで伸びやかな走りをするから、前走みたいな内枠から窮屈な競馬ではなく、広い東京で走らせたい。

 西谷:3着レッドヴェイロンも競馬ぶりに幅があって自在な立ち回りが魅力。これも押さえておいて損はないでしょう。

 山口:ニュージーランドT組は押さえの押さえ。印を回すなら勝ったカツジより持ち時計で上回るケイアイノーテックだな。

関連タグ: