【香港GIクイーンエリザベスII世C】タイムワープの単騎逃げを日本馬で阻止!

2018年04月26日 21時30分

香港カップ覇者のタイムワープ

【TPC秋山響の海外競馬解析】日本からアルアイン、ダンビュライトが出走するGIクイーンエリザベスII世C(芝2000メートル)と、ファインニードルが挑むGIチェアマンズスプリントプライズ(芝1200メートル)が、29日に香港・シャティン競馬場で行われる。

 今年は上記2レースに加え、GIチャンピオンズマイル(芝1600メートル)も同日開催。一日にGIを3つ行う春のビッグイベントは「チャンピオンズデー」と名付けられてリニューアルされた。

 GI集中開催には、多くの目標レースを作ることで、複数頭による海外からの参戦を促す意味合いもあるが、反応はイマイチ。日本を除く海外勢の参戦は、チェアマンズスプリントプライズに出走するUAE調教馬ブルーポイント1頭のみで、チャンピオンズマイルに至っては全て香港調教馬。12月の香港国際競走と比べて彩りを欠くメンバーになった。

 さて、各レースのポイントは、まずGIクイーンエリザベスII世Cは、逃げるGI香港カップの覇者タイムワープに誰が鈴をつけに行くかがカギ。タイムワープはマイルの前走GIIチェアマンズトロフィーこそ逃げて最下位10着に沈んだが、これはさすがにペースが速過ぎた(4ハロン通過46秒88)。今回は同型不在で単騎逃げが濃厚。誰かが展開を変えなければ、そのまま逃げ切る可能性は高い。その役目ができそうなのは日本馬しかいなさそうだが、果たして…。

 GIチェアマンズスプリントプライズは、GI香港スプリントを勝ったミスタースタニングと、そのミスタースタニングを前走GIIスプリントCで差し切ったビートザクロックが実力的にツートップ。香港のスプリンターのレベルはただでさえ高い上に、アウェーでの戦いになるファインニードルにとって越えなければならない壁は高いが、ミスタースタニングがシーズン7戦目(香港のシーズンは9月から翌年7月まで)、ビートザクロックが6戦目なのに対して、ファインニードルはまだ3戦目。つけ入る隙はあると見ている。

 最後に日本馬不在のチャンピオンズマイルは、2走前にGIスチュワーズC(芝1600メートル)を勝ったシーズンズブルームが主役。暮れのGI香港マイル4着は位置取りが後ろ過ぎた。前走のGI香港ゴールドCでは距離不向きと思われた2000メートルでも3着に踏ん張っており、地力強化は明らか。ここも上位争いは必至だ。