【マイラーズC・後記】レコードVサングレーザー福永「次はもっと良くなる」

2018年04月23日 21時30分

2つ目の重賞をゲットしたサングレーザー

 GIIマイラーズカップ(22日=京都芝外1600メートル)は、後方を追走した4番人気のサングレーザー(牡4・浅見)が直線で一気にはじけて快勝した。1分31秒3のコースレコードで、昨秋のスワンSに続く重賞2勝目。次走に予定する6・3安田記念へ向けて弾みがつく勝利となった。

「流れが向いたのもあるけど、強かったね。初めて乗った時(昨年7月の札幌戦)から本格化するのは4歳になってからと思っていたが、この中間は稽古でも走るフォームが良くなって、レースでもそうだった。もう少しスッと流れに乗れればもっといいんだけど、決め手である武器を磨いていったほうがいいのかな」

 鞍上の福永はレコードVの完勝でも、手放しでは喜べないといった表情でレースを振り返った。

 昨年のマイルCS、阪神Cではいずれも小差の3着。能力は疑いようがないが、前走の阪神Cは最速タイの上がりをマークしたものの、道中はモタつき気味でいかにも脚を余しての敗戦だった。条件クラスでは決め手の違いで勝ち上がってきたものの、器用さに欠ける面がGIという舞台では懸念材料になるからだ。

 それを端的に示していたのがこの日のラップ構成。当レースは2012年から3回京都開幕週へ移行したが、今年の通過ラップの3ハロン=33秒9、5ハロン=57秒2はいずれも最速。先行勢有利が定番だった当レースにしてはペースが流れ、サングレーザーにとっては展開利が大きかった勝利とも言える。

 むしろ2着に粘ったモズアスコットの強さが際立った感もある? それでも他馬より1キロ重い斤量を背負って上がりは次位に0秒5差だから、掛け値なしにその強烈な決め手は大きな武器になってくる。

 今後は安田記念を目標に調整されるが、同レースは前半からペースが流れて5ハロン通過57秒台で推移することが多い。この日のように持ち味を発揮できる展開になりやすいレースでもあるのだ。

「左回り、輸送ともに大丈夫。馬体はもう一枚脂が乗っている感じがあったので次はもっと良くなると思う」と福永。ならば、さらに状態を上げて本番を迎えるのは間違いない。昨年のマイルCS覇者ペルシアンナイト、大阪杯を制したスワーヴリチャードなど豪華メンバーが顔を揃えるが、極端なスローペースに陥らない限りは自慢の末脚が全開。GI馬2頭を破ってマイル路線の頂点に立ってもおかしくないはずだ。