【フローラS】狙うはディープ産駒サラキア わずか2戦で一線級と戦えるレベルに

2018年04月20日 21時00分

オークスで再び強敵と相まみえたいサラキア

【フローラS(日曜=22日、東京芝2000メートル=2着までに5・20オークス優先出走権)新バージョンアップ作戦】GIウイークの谷間となる今週末は、5・20オークスのトライアル、GIIフローラSが行われる。玉石混交のフルゲート戦で新VU作戦の明石尚典記者が選んだのは◎サラキア。開幕週といえども「東京=瞬発力勝負」という信念に揺るぎはない。

 東京といえども開幕週。500メートル超の直線を有する本格派コースとはいえ、オープニング週の絶好馬場では差しが利きにくいという考え方もあるだろう。実際は? フローラSの近5年で最速上がりをマークした馬は3勝。残る2頭の勝ち馬も自身33秒8、34秒3と速い上がりをマークしている。少なくとも33秒台後半から34秒台半ばの上がりを叩き出せないようでは圏外。開幕週の絶好馬場という“向かい風”を受けながらも、府中攻略のセオリー=瞬発力重視のスタンスを貫きたい。

 瞬発力で真っ先に思い浮かべるのはやはりディープインパクト産駒。府中の直線を狙い澄ました感のある同産駒がズラリと顔を揃えた中で、瞬発力断然とみたのがサラキアだ。

 通過ラップが3ハロン36秒9→5ハロン62秒0の新馬戦らしい緩ラップを刻んだ中京マイルが、ラスト2ハロン11秒5→11秒5。初戦から減速なしの快ラップを突き抜けただけでもポテンシャルの高さは推して知るべしだが、勇躍駒を進めたチューリップ賞は5ハロン通過(59秒5)が時計2つ半も違う別次元の流れ。キャリア1戦の身では追走で手いっぱいとなっても不思議はないものの…自身33秒4の上がりを叩き出して見事に掲示板を確保。わずか2戦で一線級と戦えるレベルまでパフォーマンスを上げた。

 実はこの2戦の自身前3ハロンは37秒2でピタリ一致。全く同じ前半ラップを刻みながら、走破時計(3秒1=1分37秒2→1分34秒1)、上がり(1秒5=34秒9→33秒4)の両面を大幅に短縮した事実こそがこの馬の底知れない伸びシロを物語っている。

 世代トップランナーたちによって阻まれた桜花賞への道。その借りを返すためには樫の舞台へ上がることが大前提。もちろんここはVゴールが至上命令となる。