【皐月賞】アイトーン五十嵐調教師 不気味な「逃げ」宣言

2018年04月11日 21時33分

信頼関係はバッチリのアイトーンと国分恭

【皐月賞(日曜=15日、中山芝内2000メートル)聞かせて!核心】多くの馬にチャンスが広がった第78回皐月賞だが、昔も今も、競馬で数多くの波乱を演出してきたのは「ノーマークの逃げ馬」。当レースでも古くは1997年のサニーブライアン(11番人気)、近年では2007年ヴィクトリー、08年キャプテントゥーレ(ともに7番人気)が逃走Vを決めている。果たして今年、主導権を握るのは!? その最有力候補アイトーンを管理する五十嵐忠男調教師(65)に胸の内を聞いた。

 ――逃げ切った福寿草特別(500万下)から2か月以上空けて臨んだ若葉Sを再び逃げ切った

 五十嵐調教師:前走を勝った後、少しイライラした様子だったから、あえて間隔を空けて、トライアルに狙いを絞ったんだ。落ち着いてレースへ臨めたことで、いい結果を出すことができた。

 ――成長を感じられた点は

 五十嵐調教師:デビュー当初はやんちゃな面ばかりが目立っていたけど、精神的に大人になってきたね。自分のペースで走れれば集中できるし、最後までしぶとさを発揮できるようになった。

 ――3勝はすべて逃げ切り

 五十嵐調教師:控えると力んでしまうようだから、現状では逃げる形がベストなんだろう。若葉Sは結構いいペース(前半1000メートル通過60秒4)で逃げたうえで、直線では並びかけてきた馬を振り切った。こちらが思っている以上に力のある馬かもしれない。

 ――本番も逃げるのか

 五十嵐調教師:同型の中にはテンに速い馬もいるが、簡単に引く気はない。こちらが主張して行くことで、相手も出方を考えるはず。いずれにしてもアイトーンが最も力を発揮できる形で走らせたい。

 ――弟子の国分恭(現在はフリー)騎乗でのGI挑戦

 五十嵐調教師:調教にもまたがって、馬の特徴を最も把握しているジョッキーだからね。恭介もキャリアを積んできたことで、雰囲気にのまれるようなことはないだろう。とにかく悔いのない競馬で馬の力をすべて引き出してほしいね。