【ドバイシーマクラシック・後記】4着レイデオロ 藤沢和調教師「最後までギブアップはしてない」

2018年04月02日 16時33分

【ドバイシーマクラシック(芝2410メートル)】日本の大将格だった昨年のダービー馬レイデオロが4着に敗れたシーマクラシックが、最も海外遠征で成果を残すことの難しさを日本のファンに知らしめた。ダービーの舞台に形態が似た左回りの長距離戦。約14センチの芝丈も日本とほぼ同じで条件としては文句なしのはずだったが、中団から伸び切れなかった。

 藤沢和調教師は「思った以上に流れが遅くてかかってしまった。最後は脚を使っているけど、前の馬と同じ脚色になってしまったね。それでも若い馬の割には遠くから遠征しても落ち着いていたのはえらかったんじゃないかな。最後までギブアップはしてないから、良しとするよ」。ホークビルが逃げ切ったスローの展開を敗因に挙げながらも、初めての海外遠征をクリアしたことには一定の評価を与えた。

 6・24宝塚記念への参戦や今後の海外遠征については具体的には言及せず、「秋には大きいレースもあるのでまた頑張ってくれるでしょう」。

 一方で「ペースが難しかった。直線でも反応はしたけど、前の馬も止まらなかった」とは主戦のルメール。続けて「ゲートの中からチャカチャカして、すぐにでも走りたがっていた。ダービーの時はリラックスしていたからポジションを上げられたけど、今回は前に行ったらコントロールが利かなくなりそうだった」と気性面の課題を挙げた。

 その上で「日本の馬はいい競馬をしたと思う。ヴィブロスやリアルスティールも強い馬だけど(ターフを)勝った馬は強過ぎた。レイデオロはペース対応に欠点がある。アディラートも昨年以上の競馬をしているしね」。日本馬全体のレベルとしては悲観すべきではない、との見立てだ。

★6着モズカッチャン=C・デムーロ騎手「思ったよりペースが遅くなった。距離も少し長かったかもしれない」

★7着サトノクラウン=J・モレイラ騎手「ゲートで隣のホークビルが立ち上がってクラウンに乗っかろうとしたり、道中も他馬にぶつけられて彼の競馬ができなかった」

 日本馬が得意なはずの中~長距離戦で答えを出せなかったのは痛恨だが、総合的には善戦した部類か。ともに勝ち馬の圧勝だったUAEダービーやドバイWCといったダート戦ほど、外国馬との厚い壁はなかっただけに、今後の挑戦への流れが緩まないのを願いたい。