【大阪杯】アルアイン 時計勝負の10Fなら敵なし

2018年03月30日 21時01分

穏やかな表情を見せるアルアイン

【大阪杯(日曜=4月1日、阪神芝内2000メートル)新バージョンアップ作戦】国内外でビッグレースが行われる今週末、日本では昨年からGⅠに昇格した第62回大阪杯が行われる。高松宮記念を◎○の大本線で的中(馬単3170円)した新VU作戦の明石尚典記者は“連勝”に自信満々でアルアインに確信の◎。昨年の皐月賞馬を新たな古馬中距離王に指名した。

 25日の古馬オープン・六甲Sが前年を1秒3上回る8ハロン=1分32秒9での決着。同じ日の準オープン・淀屋橋Sも昨年よりコンマ3秒速い6ハロン=1分08秒3と1週前の段階での馬場レベルは昨年以上に良好。記念すべきGⅠ昇格初年度にキタサンブラックが叩き出した10ハロン=1分58秒9の更新はまず間違いない情勢だ。想定Vタイムを1分58秒台前半とすれば、2ハロンごとの分割で22秒台から23秒台前半の速い流れが複数回出現する可能性大。ラップのバランスを別にしても、こうした速い流れへの適応力が勝敗の行方を左右するだろう。

「GⅠ」「10ハロン」「高速決着」の3点セットによって惹起される記憶といえば近2年の皐月賞。ともに1分57秒台の速い時計で決着しているが、中盤(5ハロン目)以降に2度2ハロン合計24秒台を刻んだ16年に対して、17年は5~6ハロン目の1か所のみ。24秒6と直前で息が入りながらラスト2ハロン23秒4止まりの一昨年と、ラスト4ハロンオールハロン11秒台→23秒台前半連続の昨年の間には歴然としたレベル差が存在する。

 当欄の狙いはハイレベル17年組の勝ち馬アルアイン。パフォーマンスレベルを測る指標の一つである前後半3ハロンラップ合計(69秒7)では、クビ差に詰め寄られた2着ペルシアンナイト(70秒5)を圧倒。ダンビュライト(70秒0)、スワーヴリチャード(70秒1)といった目下絶好調のライバルたちも問題にしなかった。前後半5ハロン59秒0→58秒8と紛れの生じにくいほぼイーブンのラップ構成での圧倒的パフォーマンス。時計勝負の10ハロンならこの馬がナンバーワン――そう確信した最大の根拠がこれだ。

 本質的に不向きな渋馬場(京都記念=2着)でも格好をつけたのはさらなる地力強化の証し。2つ目のGIタイトル奪取に向けて視界は良好。唯一の敵は天候だけ、と言い切ってしまってもいいかもしれない。