【大阪杯・東西記者徹底討論】内回り不安なしアルアインか身体能力一番のサトノダイヤモンドか

2018年03月28日 22時00分

落ち着き十分のアルアイン

【大阪杯(日曜=4月1日、阪神芝内2000メートル)東西記者徹底討論】第62回大阪杯の攻略ポイントのひとつになっているのが「4頭出し」池江厩舎の序列。「独創」荒井&「馼王」西谷は例によってかみ合わず…。古豪の完全復活と若き4歳馬の躍進、果たしてどちらのシナリオに乗るべきか!?

 西谷哲生(大スポ):桜の開花を待ってるときはなんだかワクワクしますね。

 荒井敏彦(東スポ):そ~なんだ、転職するのか。新天地でも頑張れよ。

 西谷:ちっ、違いますよ。ボクは世間一般的なことを言っただけで。

 荒井:だいたい、とっくに開花宣言してるだろうが。

 西谷:歓送迎会に花見と珍しく予定が埋まってて。そこに大阪杯も加わるんですから、なんだかテンションが上がっちゃって…。

 荒井:醜態をさらすだけなのに。いい年して裸芸はやめとけ。

 西谷:行動に移す前から言わないでくださいよ。でも大阪杯の予想の方は大丈夫です。わが池江厩舎から4頭が出走するんですから。

 荒井:じゃあ、おとなしく聞こうじゃないか。

 西谷:結論から言うなら◎アルアイン。休み明けだった京都記念は「馬体にまだ余裕がある」と師が太め残りをかなり懸念していたし、菊花賞(7着)に続く道悪と不向きな条件。負けて強しの2着ですよ。併せたペルシアンナイトを問題にしなかった中間の追い切りの動きは文句なし。本番まで間隔を取れたことが大きかったですね。

 荒井:池江厩舎4頭の中の評価自体がオレには納得いかんけどな。まあ、それはいいとして、舞台適性はどうなんだ? 阪神は2戦2勝といっても、ともに外回りでのものだぞ。

 西谷:皐月賞をレースレコードで勝った馬にそれは失礼ですよ。操縦性の高さからも、むしろ内回り向きです。

 荒井:しかし相変わらず読みが甘いな。池江厩舎の真打ちは◎サトノダイヤモンドに決まってるだろ。金鯱賞を冷静に検証すれば分かることだ。

 西谷:前半1000メートル通過が63秒0って流れが敗因って言いたそうですが、超スローだから差し届かなかったのか、あのペースだったから3着に来たのかは微妙なところですよ。稽古でも上がり重点の内容のときは及第点の動きを見せていたけど、全体時計が速くなると遅れてましたから。

 荒井:いずれにせよ、稽古の動きが本来のものではなかった前回は、言葉は悪いけど、目一杯に勝ちにいく必要がなかった。それでもあの内容だからな。現役では抜きんでた身体能力をこの本番で証明してくれるだろ。

 西谷:なんか希望的観測な気もしますが…。ボクはサトノダイヤモンドは押さえまで。相手筆頭はその金鯱賞を制したスワーヴリチャードですね。行きたがる面や直線で遊ぶようなしぐさを見せていたように、未完成のところはありますけど。それでも勝ち切ってしまうのだから、今年の大舞台での活躍が約束されたようなもの。あとは右回りでのパフォーマンスだけです。

 荒井:3番手はトリオンフで一致か。

 西谷:3連勝の内容がとにかく強い。勝負どころから一気にギアを上げられるのが強みですね。ただ直線が平坦なコースばかり使ってきましたから。スタミナ比べになったときがどうかですね。

 荒井:ミッキースワローのアメリカJCC(2着)はペースを見越して、早めに動く鞍上の好判断だったんだけどな。まあ、本番を見据えてしっかりと末脚を計れたとも言えるし、スタートさえ決まれば、位置を問わず伸びてくるはず。

 西谷:ヤマカツエースの巻き返しもあっていい。過去最高体重の金鯱賞(4着)は明らかに余裕があったし、毛ヅヤもいいころに比べるとひと息でした。暑さに弱い馬だけに上半期の大目標はここ。なんといっても昨年は0秒2差3着に善戦した馬ですからね。あとはペルシアンナイトを押さえておきます。

 荒井:オレはそのあたりは消しのスタンス。ヤマカツエースはもうピークを過ぎた感があるし、ペルシアンナイトは本質マイラーで自慢の切れ味が出せるとは思えない。それよりはやや距離不足でもシュヴァルグランの地力を警戒しておくべきだろ。