【阪神大賞典・後記】2年ぶり重賞Vレインボーライン 成長した今なら天皇賞・春でも!

2018年03月19日 21時32分

豊富なスタミナを見せつけたレインボーライン(左)は直線で後続を一気に突き放した

 GII阪神大賞典(18日=阪神芝内3000メートル)は3番人気のレインボーライン(牡5・浅見)が優勝。これまでGIで善戦しながらも勝ち切れない競馬が続いたが、そのうっぷんを晴らす快勝劇でGI天皇賞・春(4月29日=京都芝外3200メートル)の主役候補に躍り出た。

 久々の美酒は、春の盾に大きく前進する勝利となった。

 鞍上が動いたのは2周目の3コーナー。「ちょっと早いかな」。鞍上の岩田も確信を持っての追い出しではなかったが、レインボーラインの底力を信じて勝負に出た。外から一気にまくって直線半ばで先頭へ。最後はサトノクロニクルを1馬身1/4差で振り切った。

 引き揚げてきた岩田は「昨年もずっといいレースをしてくれていたので、今年は何とかGIに届くレースをしたいと思っていた。長丁場なので折り合いだけを頭に入れて、流れに乗って運ぶことができた」。浅見調教師も「最高でした。鞍上がうまく乗ってくれました。久しぶりに重賞を勝てて良かった。賞金を加算できたのも大きい」と2016年アーリントンC以来、約2年ぶりの勝利を喜んだ。

 先行馬が揃ったことでレースラップはハロン13秒台がわずか1回という締まった流れに。この展開を早めに動いて押し切れたのは、距離が1ハロン延びる次走の天皇賞・春に向けて明るい材料と言える。勝ち時計3分03秒6は過去10年で2番目に速い決着。新緑の淀は近年、高速決着となる傾向が強いだけに、スタミナだけでなくスピード勝負への対応力を示せたことも大きな収穫だ。

 有馬記念8着以来の馬体はプラス10キロ。「昨年より今年のほうが馬体がしっかりして、ひと回り大きくなっていた」と岩田。パドックでも太いという印象はなく、5歳を迎えてたくましさを増したということだろう。

 今年初戦を最高の形で飾ったレインボーライン。昨春の天皇賞は12着と惨敗したが、充実期を迎えた今なら本番でも大仕事をやってのけても不思議はない。