【阪神大賞典】“スタミナお化け”ヤマカツライデンの単騎逃げが波乱呼ぶ!

2018年03月16日 22時00分

不敵な表情を見せるヤマカツライデン

【阪神大賞典(日曜=18日、阪神芝内3000メートル=1着馬に4・29天皇賞・春優先出走権)得ダネ情報】過去10年で1番人気馬が馬券圏内を外したのは09年のオウケンブルースリ(7着)のみ。GII阪神大賞典は数あるJRA重賞の中でも銀行レースとして定着しているが…。「今年はGI馬が不在。波乱の目は十分にある」とは栗東得ダネ班だ。無尽蔵のスタミナを誇る、あの馬の逃げを軽視すると痛い目に遭うぞ!!

 前走の小倉大賞典ではハナを主張できる展開にも見えたヤマカツライデンだが、初騎乗の菱田が2番手に控えたことでジ・エンド。早めに外からかぶされては見せ場なしの15着惨敗もやむなしだった。2走前の函館記念では7番人気の低評価ながら、果敢に逃げて3着に粘走。自分の形に持ち込めさえすれば、いつでも波乱の主役になり得る可能性を秘めた馬だ。

「まあ、前走は久々の実戦でもあったからね。絞るのに苦労する大型馬だから、暑い時期の方がいいのは確かだけど、例年この時期くらいから良くなってくる。ひと叩きした今回は全然、気配が違いますよ」と担当の岡冨助手も手応えを感じている。

 実際、10~2月が〈1・3・1・11〉に対して、3~9月は〈4・3・2・7〉。この時期からグングン調子を上げるのはデータでも証明されている。

「体調の悪いときは稽古でもしまいが甘くなる馬なんだけど、ウッドでの1週前追いでは長めから追っても、ラストまでしっかり伸びた。文句なしの動きだったね」と上昇ぶりをアピールする岡冨助手は、同時に「手綱を取った松山も“スタミナお化け”と言っていたくらいで、距離は長ければ長いほどいいんだ」と持ち前の持久力を最大限に発揮できる長丁場はベスト条件とアピールする。

 振り返れば、昨春の天皇賞で1000メートル通過58秒3というハイラップの逃げを打ち、驚異的なレコードを演出したのがこのヤマカツライデンだった。

「短距離戦並みのペースで行っては、ガス欠(15着)したのも仕方ないよね。絡まれることなく、普通のペースで走らせてもらって、直線を迎えられれば…」

 堅いと思われた先週の金鯱賞で波乱を演出したのは、逃げたサトノノブレス(8番人気2着)。今週もまた気楽な立場の逃げ馬に注目だ。