【3・31ドバイ国際諸競走】日本馬にチャンス! メイダンの芝状態

2018年03月15日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】31日の「ドバイワールドC開催」に向け前哨戦をまとめて行う「スーパーサタデー開催」が、10日のドバイ・メイダン競馬場で行われた。

 この日はダートのレースに関して言えば、いつにも増して、前残りの傾向が顕著だった。

 4つ行われたダート戦のうち、GIドバイワールドCに向けたGIマクトゥームチャレンジラウンド3(2000メートル)、GIドバイゴールデンシャヒーンのGIIIマハブアルシマール(1200メートル)、そしてGII・UAEダービーへと続くアルバスタキヤ(1900メートル)の3レースは全て逃げ切り。残るGIIゴドルフィンマイルへのステップとなるGIIIブルジナハール(1600メートル)も道中逃げ争いをして、直線に2番手で入った馬が勝った。

 1200メートルと2000メートルでコースレコードが更新されたように(それぞれ1分10秒18、2分01秒71)、スピードが出やすい馬場だったことも影響したと思うが、極端に言えば、ハナを奪いさえすれば、あとは何とかなるという馬場状態。ゲート順とテンのダッシュ力で勝負が決まった印象だ。

 本番も同じような馬場なら今回の勝ち馬が再び逃げ切る、というケースも考えられるが、率直に言って前哨戦のメンバーのレベルはイマイチ。特に米国勢が加わって大幅にレベルが上がるGIドバイワールドCやGIドバイゴールデンシャヒーンは前哨戦組には苦しい戦いになると見ている。

 芝レースも1200メートルと2410メートルでコースレコードが更新(それぞれ1分08秒24、2分26秒85)されるなど時計が出た。昨年の本番は雨で重くなったが、あれはレアケース。欧州に比べ、パワーやスタミナを問われない馬場であることは明らかで、日本馬にはマッチする。

 10日のレースでは、ブレアハウスがGIジェベルハッタ(芝1800メートル)、ホークビルがGIIドバイシティオブゴールド(芝2410メートル)を勝ったが、ともにそれほどのインパクトはなかった。芝のレースは日本馬に大きなチャンスがありそうだ。