【チューリップ賞】スカーレットカラーを穴馬として推す相応の理由とは

2018年03月02日 21時01分

担当者に甘えるスカーレットカラー

【チューリップ賞(土曜=3日、阪神芝外1600メートル=3着までに4・8桜花賞優先出走権)得ダネ情報】桜花賞トライアルのGII「チューリップ賞」には、昨年暮れのGI阪神JF1~3着馬をはじめ、トップクラスが集結。その成長度合いを見極める意味でも目の離せない一戦だが、本番前の試走だからこそ、隙は生まれる。穴狙いのセオリーでいえば、3着までに与えられる優先出走権を目一杯に狙ってくる賞金400万円の1勝馬となるが…。「賞金を持った1勝馬」の中にも勝負気配を漂わせる馬はいる。

 アルテミスSでラッキーライラックの0秒4差5着、白菊賞ではリリーノーブルの0秒2差2着。のちの阪神JFの1、2着馬との直接対決で敗れているスカーレットカラーは、いわゆる“勝負付けが済んだ馬”とできる。「未知の魅力」にはすがれないとなれば、最も買いづらい存在とも言えるのだが…。それでも、この馬を推すのには相応の理由がある。

「アルテミスSは休み明けのうえに、東京までの長距離輸送もあって…。レース前からテンションが上がってしまい、ムキになって走っていた。続く白菊賞では折り合って上手に走れていたんだけど…。勝負どころでうまく進路が取れなかった分の敗戦という感じでしたね」(喜多助手)

 厩舎サイドが阪神JF上位2頭に対して、白旗を掲げていないのはもちろん、その後の成長にも確かな手応えを感じていることが、馬券心を大いにくすぐる。

「当時はまだ体ができていない感じもありました。筋肉のつき方などを見ても本格化した…とまではまだ言えませんけど。落ち着きが出てきたことで、カイバ食いが良くなり、体にも幅が出てきたのは確か。成長は十分に感じられます」

 最低限の賞金加算には成功した前走フェアリーSの0秒2差2着がその証しと言えようか。

「コーナリングがあまり上手ではない馬が、トリッキーな中山コースの重賞で結果を残してくれましたからね。長く脚を使える持ち味を、阪神の外回りで最大限に生かせるようならさらに…という期待は持てます」

 過去の敗戦は力負けとは思っていないし、確かな成長も感じ取っている。だからこそ、本番前に阪神JF上位2頭との「真の力関係」を知りたい。賞金1100万円を稼いでいる1勝馬ではあるが、そのモチベーションの高さは、桜への3議席を狙う賞金400万円の1勝馬にも何ら劣るものではない。