【弥生賞】1勝馬でもダービートレーナー萩原師が高く評価するリビーリング

2018年02月27日 21時30分

ダービートレーナーがあえて強敵にぶつけるリビーリング

【弥生賞(日曜=3月4日、中山芝内2000メートル=3着までにGI皐月賞優先出走権)dodo馬券】春の牡馬クラシックを占う大決戦といっても過言ではないだろう。JRA賞最優秀2歳牡馬に輝いたダノンプレミアムを中心に、無敗のディープインパクト産駒3頭が4・15皐月賞トライアルのGII弥生賞で早くも激突する。そんな大物たちを横目に、穴馬券追求の当欄は1勝馬の身ながら果敢に挑戦するリビーリングの大駆けに期待した。

 2番人気に支持された前走のセントポーリア賞は、直線で抜け出しかけたところを地方馬のハッピーグリンに足をすくわれたリビーリング。クラシックを前に時間的制約がある中で、500万下での敗戦は“一歩後退”と言わざるを得ない状況だが、陣営は次戦に自己条件ではなく皐月賞トライアルを選択した。しかも、早い段階から強敵が揃うのが評判になっていた弥生賞を選択したのは、仮に“イチかバチか”であったとしても、この馬の高い素質を買ってのことだろう。

 事実、萩原調教師は「1勝馬だが、前走の内容が良かったので相手が強いのは承知の上で挑戦する。一戦ごとに課題をクリアしてくれているし、追い切りの動きや折り合い面にも進境がうかがえる」と前走を評価する。とりわけ、ハナに立ちながらも物見をして折り合いを欠き、鞍上が制御困難に陥るシーンもあったデビュー戦からの“前進”を高く評価した。

 そうした気性面の危うさも抱える同馬だけに、21日の1週前追い切り(南ウッド=5ハロン71・9秒)では戸崎圭が自ら騎乗してしっかりとコンタクトを取った。「前向きな面が強い馬でカリカリする部分はあるが、道中で力を抜いて走れていい感じだった。我の強さがあって難しい面もあるけど、資質は高い馬。上手に能力を引き出してあげたい」と鞍上は腕をぶす。

 最後までステッキを使わなかった前述のデビュー戦は、ある意味では“アンビリーバブル”な勝ちっぷりで、それこそ能力の高さを裏付けるのに十分なものでもある。気性的な若さを考慮すれば、伸びシロは相当に大きい。本番さながらのビッグネームが揃ったここで、大物を一網打尽にするシーンがあっても決して驚けない。