【中山記念・後記】アエロリット 右回りで収穫ありのクビ差2着

2018年02月26日 21時31分

 25日の中山記念(中山芝内1800メートル=1着馬にGI大阪杯優先出走権)は、2番人気のウインブライトが優勝。アエロリット2着、ペルシアンナイト5着、ヴィブロス8着。今年初戦を中山記念で迎えたGI馬3頭はいずれも黒星スタートとなった。

 しかし、収穫はあった。アエロリットはNHKマイルCを勝っているものの、他の世代の牡馬を相手にするのは今回が初めて。4角では馬群にのみ込まれそうになりながらも、ゴール前で盛り返して2着を確保。勝ち馬にクビ差まで迫ったあたりは、やはり並の牝馬ではない。

「18キロ増えていたけど、それは成長分。右回りは左回りと比べると、反応が遅いので一度はかわされてしまったが、そこからまたファイトしてくれた。ホント、牝馬らしからぬ馬だね」とは菊沢調教師。この後はGIヴィクトリアマイル(5月13日=東京芝1600メートル)に直行するが、今度は左回りで牝馬同士…目標に向けて視界が開けたのは間違いあるまい。

 一方、評価が難しいのはペルシアンナイト。「今日はレースの形態が良くなかった。瞬発力があるので速いペースは気にならなかったが、スタートで出遅れて思ったように前へ行けなかった」とM・デムーロ。着差は0秒3で上がり3ハロン34秒4はメンバー最速だけに悲観する内容ではないが、次のターゲットである大阪杯も内回りでコーナー4つ。似たような舞台で結果を出せなかったとなると、器用さという点で疑問符がつく。

 ヴィブロスははじけるシーンが見られなかったのが気掛かり。友道調教師は「反応が鈍かったのは久々の分。ジョッキーも昨年より走りがしっかりしてきたと言ってくれたし、次は変わってくるはず」と前向きだったが…。果たして昨年(中山記念5着→ドバイターフ1着)と同じ変身Vで次走のドバイターフ連覇を決められるかどうか。それぞれの目標に向かっての始動戦は明暗が分かれた。