【阪急杯】シュウジ 一昨年V阪神Cと同舞台で決めるぞ「復活のひと差し」

2018年02月23日 21時01分

馬房で入念な手入れを受けるシュウジ

【阪急杯(日曜=25日、阪神芝内1400メートル=1着馬にGI高松宮記念優先出走権)得ダネ情報】GIII阪急杯には、昨年の最優秀短距離馬レッドファルクス、今年の一気の飛躍が期待されるモズアスコットなど、注目馬がエントリー。そんな中、重賞2勝の実績馬ながら、マークが薄くなってきたのがシュウジだが…。「冷静になれよ ミ・アミーゴ」とは栗東得ダネ班。シュウジの青春はまだ終わっていない――。

 

「ようやく結果に結びついて、手応えを感じていた後だったんですが…。本当に悪い条件が重なりましたね」

 シュウジの洛陽S・11着惨敗を、山田助手はこう振り返った。

 成績が頭打ちになったことで、昨秋から本格的に先行→差しへの脚質転換を図ってきた。スプリンターズS・10着→阪神C・12着。結果だけ見れば2桁着順続きだが、ともに最速上がりをマークと、成功への“兆し”を見せ、2走前のニューイヤーS・2着でようやく形になったのだが…。

「やっぱり本質的に京都の下りがダメというか、合わないみたいですね」

 さかのぼれば、デイリー杯2歳Sでギリギリ2着に残った実績があるにはあるが、前半から力みまくり、折り合いの課題を抱え続けてきたシュウジにとって、3角からの下りは必要以上にスピードが乗ってしまい…。ようやく覚えた「ため」が利かせづらいコース形態なのだ。

 加えて「不良馬場のファルコンSで12着に大敗しているでしょ。前走は発表は稍重でも、かなり馬場が悪かったから」。

 そう、悪条件が重なった前走はノーカウントとできるのだ。

 ここで多くの方の記憶が薄れつつある、一昨年の阪神Cをいま一度、思い出していただきたい。当時の「出遅れ→差し」はまったく陣営が意図する流れではなかったが、イスラボニータほか、名だたる実力馬をまとめて差し切る豪脚を披露した馬ではないか。

「あの阪神Cは本当に強い競馬だったし、デビュー時は中京で連勝。直線に坂のあるコースのほうが全体的に結果が出ていますよね。今はどこも悪いところがなくて、馬は元気いっぱいだし、週末の天気も大丈夫そうなんですよね。冷静にためが利いた走りが今回できれば」(山田助手)

 直線に坂のある阪神コース、先行激化が予想されるメンバー構成、そして開幕週の絶好馬場…差し馬としてシュウジが再生する舞台設定は整っている。