【きさらぎ賞】ディープ産駒グローリーヴェイズの決め手は紛れもなく本物

2018年02月02日 21時00分

入念に運動を行うグローリーヴェイズ

【きさらぎ賞(日曜=4日、京都芝外1800メートル)新バージョンアップ作戦】日曜の京都メインはクラシックと密接に関連するGIII「きさらぎ賞」(芝外1800メートル)。ディープインパクト産駒の牡馬が4頭エントリーからも期待値の高さがわかるが、新VU作戦の明石尚典記者はディープ産駒の中でも断然人気のダノンマジェスティではなく、グローリーヴェイズで勝負する。デビュー2走で見せた決め手は紛れもなく本物だ。

 近4年は最速上がりをマークした馬が優勝。外回りでラスト3ハロンに比重がかかるレースとみれば、本命候補として真っ先に名前が挙がるのはダノンマジェスティだろう。初戦でラスト3ハロン11秒3→11秒2→11秒0の高速&加速ラップを完勝。自身上がり33秒0で楽々3馬身半突き抜けた瞬発力は、さすが皐月賞馬アルアインの全弟といったところ。2戦目で重賞にぶつけてきたのも納得の好素材だが、ここで気になるデータが一つ。キャリア1戦馬は過去10年で連対はおろか3着もなし。全く馬券に絡んでいない事実が重くのしかかる。素質だけで突破できるほど“登竜門”は甘くはないということか。

 大本命に死角ありなら、ひとひねりするのが当欄の流儀。◎決断はズバリ、グローリーヴェイズだ。中山9ハロンのデビュー戦は前々の競馬から0秒3差の完勝。通過ラップは3ハロン40秒2→5ハロン65秒8の超スローペースながら、ラスト2ハロンは11秒5→11秒2の加速ラップでフィニッシュしている。直線急坂の中山で11秒台の加速ラップを並べるには当然、相応の瞬発力が必要。刻んだラップからはいかにもディープインパクト産駒らしい、ハイレベルな瞬発力の持ち主であることがわかる。

 その感触が確信に変わったのが前走のこうやまき賞。こちらも3ハロン39秒0→5ハロン64秒1の超スローペースながら、ラスト2ハロンは10秒8→11秒2と初戦以上の高速ラップ。アタマ差惜敗も、2戦続けて直線坂コースでの高速上がりに対応したのだからこれは本物。決め手比べでヒケを取ることはないと断言できる。

 数々の名馬を輩出してきたこのレースの先には当然、クラシックの大舞台が控えている。本番で主役を担うためにも…。厳寒期の西下は3歳馬にとって過酷なのは確かだが、この程度の苦難で音を上げてはいられない。