少頭数3歳戦“狙い撃つ”陣営の思惑

2013年01月30日 09時00分

【トレセン発秘話】昔、田中章調教師が番組表に各レースの出馬投票数と除外された馬の頭数を書き込み、データとして調教師席の机の下に積み上げていたのを見たことがある。

 理由を聞いたら「こういうのを書いておけば“どの時期のどの条件にどれぐらい馬が出てくるかが分かる”のでローテを立てるうえで参考になる」ということだった。それを聞いて“なるほど”と思った。

 時期、施行条件によって毎年頭数が少ない傾向の重賞があるし、逆に出馬が多いレースもあるからだ。

 先々週、松元調教師に「エルフィンS(2日)ってどのぐらい出てきそう?」と聞かれた。

 オークス馬ローブデコルテの子スイートメドゥーサの予定レースとして先週の500万下か今週のエルフィンSで迷っていたのだ。いろいろと“合議”した結果、毎年エルフィンS出走馬はそれほど多くなく、1勝馬でも除外の可能性は低く、出走できそうとの判断でエルフィンSに決まった。

 27日発表の特別登録頭数は19頭だったが毎年回避馬が出て近2年は11頭立て(今週東京に牝馬限定500万下があり、次週にはクイーンCが控える)。今年も出走はまず大丈夫と言えそう。何とか桜花賞切符を一発でもぎ取ってほしいものだ。

 一方、3日のきさらぎ賞の登録数は12頭。この少頭数を見込んでここにターゲットを定めていた陣営がいれば、まさに狙いは成功となる。登録頭数の少なさもそうだが、今年はメンバーも実に手薄。こんなところでクラシックの賞金を加算できる馬は、それが中身のあるものかどうかは別として、非常にラッキーだ。

(栗東の坂路野郎・高岡功)