【ホープフルS・東西記者徹底討論】先行力生かせるシャルルマーニュか前走の時計優秀ナスノシンフォニーか

2017年12月27日 21時30分

中山の方が力を発揮できる?シャルルマーニュ

【ホープフルS(木曜=28日、中山芝内2000メートル)東西記者徹底討論】新たにGIに昇格した第34回ホープフルSこそが、2017年JRA・GI正真正銘のファイナルだ。有馬記念を外した「独創」荒井&「馼王」西谷は、このワンモアチャンスの一戦を、ともに当てにはいかず、賞金400万円の1勝馬狙いで攻めに出た。

 荒井敏彦(東スポ):聞いた話によれば、忘年会でいいことがあったらしいじゃないか。

 西谷哲生(大スポ):き、急に何ですか。妙なことを言わないでくださいよ。

 荒井:焦りまくりじゃん。美女とチューしたって調べはついている。で、どうだったんよ、感想は?

 西谷:それはピッカリさんですから! ボクはただ…。

 清水友哉(大スポ):余計なことしゃべったら、オマエのことも全部バラすからな。

 荒井:やって来ました。突然の登場からの場外乱闘。どんどんやってくれたまえ。

 西谷:ボ、ボクはどうしたら…。人生最大のチャンスを失ってでも、ネタを提供すべきなんでしょうか。

 荒井:チャンス自体がオマエの妄想みたいなもんだ。失うものは何もないんだから、忖度する必要はゼロだろ。好きにしゃべっていいぞ。

 西谷:それなら希望に満ちあふれたホープフルSの話を存分に。

 荒井:うまく逃げやがったな。まあ、この件はこれくらいにしといてやるわ。

 西谷:超出世レースですからね。昨年の覇者レイデオロも日本ダービーを制覇してますし、GI昇格は納得です。

 荒井:主要ステップは我らが社杯、東スポ杯2歳Sと京都2歳S。両レースの勝ち馬がいないのは、ちょっと残念だけどな。

 西谷:だからこそ、波乱のにおいがプンプンします。ということで、思い切ってナスノシンフォニー◎。まだ1勝馬の身だし、このメンバーに入ると地味に映るかもしれませんけどね。前走の百日草特別(2着)は、実はかなりのハイレベル。勝ち時計2分00秒9は前日の準オープン・ノベンバーSと同タイムです。しかも3か月半の休み明けでしたから。相当なポテンシャルがないと、あれだけの走りはできませんよ。

 荒井:レースレベルの話なら、東スポ杯の方が素直に上だろ。少頭数ながら、2歳戦にしては珍しい前傾ラップ。底力が求められた一戦だからな。

 西谷:そうはいっても勝ち馬ワグネリアンがいないだけでなく、出走予定だった2着ルーカスも放馬のアクシデントの影響が気になるし…。

 荒井:◎シャルルマーニュがいるだろ。ワグネリアンには完敗だったが、ルーカスとはクビ差の3着。東京でもよく我慢していたけど、先行力で勝負できる中山の方が、より力を発揮できるだろうからな。過去5戦で一度も馬券圏外のない堅実派。ここもしぶとく…ってシーンはいかにもありそうだろ。

 西谷:確かに今回はトリッキーな中山が舞台で多頭数の競馬。器用さは大事ですよね。サンリヴァルの芙蓉Sは番手で流れに乗って、2着馬が来たら突き放す、センスの良さを感じさせる競馬。同じ舞台で結果を出しているのも、大きなアドバンテージになります。

 荒井:同じくタイムフライヤーも先行力が大きな武器。京都2歳S(2着)は勝ち馬のいい目標にされたが、3着以下には決定的な差をつけていたからな。

 西谷:萩Sがとにかく強かったし、連対圏を外したことがない馬なんですから。上位に評価しないわけにはいかないですよね。ところでジャンダルムの名前が挙がりませんが…。

 荒井:スプリント女王のビリーヴの子だけに、距離2000メートルのここが真価を問われる一戦だな。

 西谷:新馬、デイリー杯2歳Sと、連勝した競馬内容を見る限り、融通が利きそうな気はしますけどね。ただ、デイリー杯の勝ち時計は過去10年で一番遅い。人気先行の感は否めません。

 荒井:未知の魅力ならステイフーリッシュだな。初戦は最後に一気に突き放して2馬身半差。折り合いOKで、鞍上の意のままに動けるうえに、あの瞬発力だからな。キミと違って、キラリと輝く才能を持ってるステイゴールド産駒だ。

 西谷:ボクの隠し玉はトライン。新馬は前半をゆったり運べたとはいえ、余力を持ってラスト2ハロン11秒1→11秒4でまとめたわけですから。唯一のディープインパクト産駒が大仕事をやってのけても驚けません。