ベテラン調教師が勝てない理由

2013年01月25日 12時00分

 

 

 

 

 このところ、出走馬が立て続けに人気で凡走した某厩舎。かつては日本にもこんなに優秀な調教師が出たのかと名実ともに頂点を極めるかに思われたが……。

 

 

「なんせ、スタッフの入れ替わりが激しい。去年も労務問題を抱えていたけど、ようやく秋の終わり頃に調教師が謝罪することで決着した。結局、厩舎作業は同じことをやっているからといっても、誰でもいいとはならない。職人とか料理人とかと一緒だよね。同じ素材でも、料理する人が違えば味が違うでしょ」

 

 

 どうやら、ベテランスタッフが抜けていくことで、厩舎の伝統や仕上げのノウハウ、調教師の意図が上手く伝わらなくなっているようなのだ。

 

 

「元々、追い切りに負荷をかけるところではない。それをスタッフが歩かせたり、普段の運動で補ってきた。もちろん、今でも、同じことはやっているんだけど、勢いのあった頃のスタッフと比較するのは可哀想。極端な話だけど、調教師の指示があっても、違うと思うことがあったら、指示に従うふりをして、自分の信念を押し通す人もいなくなったしね」

 

 

 また、最近では外厩制度の発達により、若いスタッフが一から馬を仕上げることが少なくなっているのも理由だという。

 

 

「軽く乗ってレースへという傾向が強いので、本当の意味で馬を仕上げるということを理解している人は減ったかもね」

 

 

 今年の春は、久々にクラシック戦線で話題を集めそうな馬を何頭か管理しているベテラン調教師。かつてのような輝きを取り戻せる日は来るのか?

 

                【ニュース提供:特ダネ競馬ニュース+β】