【有馬記念】中山2戦2勝クイーンズリング ルメール騎乗で世紀の番狂わせ再び!

2017年12月19日 21時31分

体調万全のクイーンズリング

【有馬記念(日曜=24日、中山芝内2500メートル)dodo馬券】JRA暮れの大一番・第62回有馬記念が刻一刻と迫っている。ここがラストランとなるキタサンブラックが話題の中心だが、豪華メンバーが揃っただけに伏兵も多く一筋縄ではいかない。当欄が波乱の主役に狙うのは◎クイーンズリング。中山2戦2勝の同馬を、外国人初のリーディングをほぼ手中にしている名手がナビゲートすれば大勢逆転も十分にありそうだ。

 2007年の有馬記念やオールカマー3連覇(07~09年)など、重賞6勝すべてを中山コースで勝ったのはマツリダゴッホ。各競馬場にコース巧者というのは存在するが、トリッキーな中山なら、よりその巧拙が重要視されるという何よりの実例だろう。

 今年の有馬記念出走馬で中山に完璧な成績を残している馬といえば…2戦2勝のクイーンズリングだ。新馬→500万下という低次元のレベルでの結果? 確かにそうかもしれないが、その2戦に騎乗したブノワが走りに魅せられて「今年のクラシックに騎乗できるなら、この馬のために来日したい」と言ったというから、バカにしたものではない。

「いろんな競馬場で結果を残しているし、器用なタイプですからね。中山もうまくこなせるというイメージはあります」と吉村調教師。先行、差し、追い込みと自在に立ち回れる“技術力”はコーナー6つのテクニカルコース=有馬記念で、より光るというわけだ。

 今回タッグを組むのがルメールというのも心強い。ルメールといえば、05年に単オッズ1・3倍のディープインパクトを、ハーツクライの意表を突く先行策で破ってグランプリ史上最大の番狂わせを演じた張本人。常々「有馬記念は時々サプライズが起こる」と話す名手が今年は、どういうマジックを見せてくれるのか。ちまたの噂では、有馬記念で数頭いた騎乗候補の中で、このクイーンズリングをチョイスしたという話もある。

 馬の体調に陰りはない。もともと香港国際競走を予定していただけあって、前走(エリザベス女王杯=7着)後もずっと在厩しながら好気配をキープ。ここまで順調に調整してきた。「この年齢になって、やっと精神的にしっかりしてきたね。カイバ食いも安定してきた。普通に秋3走目でいい状態で出走できそうですよ」と同師は胸を張る。

 GIのたびに、GIゼッケンの数字にちなんだ小ネタを提供してくれる担当の矢野厩務員は「今回のGIゼッケンは53。つまり、ごちそうさんということや」。

 一年の締めくくりに、強豪牡馬という豪華なごちそうをペロリとたいらげるかも?