【凱旋門賞】マカヒキからダイヤへ…日本馬陣営がつなぐ絆のタスキ

2017年09月29日 21時00分

昨年の「凱旋門賞」で大敗したマカヒキ(撮影=平松さとし)

【凱旋門賞(日曜=10月1日、仏シャンティイ競馬場=芝2400メートル)栗東トレセン発秘話】前哨戦のフォワ賞で、あっけなく4着に敗れたことで、周囲の期待度がやや落ちてしまった感のあるサトノダイヤモンド。それでも、過去に凱旋門賞に挑んできたトレセン関係者たちは、今年の挑戦に変わらぬ“熱視線”を送っている。

「(フォワ賞の)敗因は馬場でしょう。かなり特殊な状況でしたからね。去年は現地でも珍しいくらい、かなり暑い日が続いたんですけど、今年はずっと気温が低かったようだし、雨も降っていた。基本、シャンティイ競馬場は隣に城があるぐらいで、水はけはいいんですけど、やはりそうは言ってもヨーロッパの馬場ですからね。気温が上がらず、雨が続けば、ああいう状態になりますよ」

 昨年、マカヒキで凱旋門賞に挑戦した友道厩舎の大江助手の弁だ。自身のスマホは、すぐシャンティイの天気が見られるように設定されており、この中間も、ずっとチェックしていたという。

「やっぱり気になりますからね。日本馬が凱旋門賞を勝てるくらいの力をつけているのは明らか。あとはどの馬が、その壁をぶち破るかだけでしょう。今年のサトノダイヤモンドだって、馬場と展開次第でガラッと変わると思いますよ」

 ちなみに昨年、暑さのせいでバカ売れしていた扇風機をマカヒキのために現地で購入した大江助手は、翌年以降の日本馬が使えるように、現地に置いてきたのだとか。

「馬房にゴムが張り巡らされているのも、過去の日本馬陣営がやっていってくれたこと。今年は別にして今後、また暑い時期に凱旋門賞があれば、僕が買った扇風機を使ってもらえれば…。これまで数々の日本馬が残してきたものが積み重なって、いつか勝つ日がくればいいなと思っています」

 もちろん、その日本競馬の悲願が今年になることも…。サトノダイヤモンドの戦いを馬券込みで、しっかりと応援したい。