【神戸新聞杯】ダービー馬レイデオロ ウッドで小差遅れも伸びやかな走りは「成長の証し」

2017年09月21日 21時33分

僚馬に小差で遅れたレイデオロ(手前)だが、動きは軽快だった

【神戸新聞杯(日曜=24日、阪神芝外2400メートル=3着までに菊花賞優先出走権)注目馬21日最終追い切り:美浦】ダービー馬レイデオロは南ウッドで5ハロン標識から。ルメールが騎乗して僚馬ラヴィエベール(古馬1000万下)との併せ馬。4馬身ほど後方を追走。4角から外に馬体を併せ、最後は余力を残しながら小差遅れとなった(67・1―37・8―12・8秒)。インパクト的には強烈ではないが、完歩の大きい伸びやかな走りが、ひと夏を越しての成長を感じさせる。

 ダービー後は秋の路線に注目が集まったが、陣営は神戸新聞杯からの始動を選択。大目標を3冠最終戦の菊花賞ではなく、ダービーと同じ舞台のジャパンカップ(11月26日)に置くことも同時に発表された。夏場を福島県のノーザンファーム天栄で過ごし、先月23日に美浦トレセンに帰厩。その後は入念な乗り込みで臨戦態勢を整えてきた。

「いい夏休みが取れて馬体も10キロくらい増えて大きくなった。2週前、1週前は五十嵐(レースはルメール)が乗って追い切ったが、いい動き。普段から張り切り過ぎず調整のしやすい馬だったけど、落ち着いて走れているのがいいよね」と藤沢和調教師。

 指揮官の青写真通りに調整は進んでおり「セントライト記念も考えたけど、阪神のほうが広くて大きいコースでフェアな感じがするのでこちらを選んだ。秋へのいいスタートを切ってもらいたいね」。

 現3歳はオークス馬ソウルスターリング、2歳王者サトノアレス(ともに10・8毎日王冠出走予定)と分厚い布陣の藤沢和軍団。その総大将レイデオロを現役最強トレーナーが寸分の狂いもない調整で秋のステージに送り出す。大目標があるためにまだ万全ではないだろうが、それでも器の違いを見せつける可能性は大だ。