【新潟記念】崩れのない左回りならハッピーモーメント 鞍上・戸崎圭で勝負気配も十分

2017年08月29日 21時30分

期待が高まるハッピーモーメント

【新潟記念(日曜=9月3日=新潟芝外2000メートル)dodo馬券】夏のローカル競馬を締めくくるのはGIII新潟記念。大混戦のサマー2000シリーズ最終戦でもある。函館記念(ルミナスウォリアー)と小倉記念(タツゴウゲキ)の優勝馬の激突など見どころ満載だが、馬券的妙味を追求する当欄では、あの超一流厩舎に注目。世界の角居軍団が重賞に3頭出しというのに、驚くほど影が薄いのだ。その3頭の中で一発の可能性が高いのは…。

 2015年のジャパンC2着に重賞3勝を誇るラストインパクト、15年のチャレンジC勝ち馬で重賞2着3回があるフルーキー、そして前走の目黒記念3着から参戦するハッピーモーメント…三本の矢という言い方は古くさいかもしれないが、どの馬も夏のローカル重賞なら主役を張れていい器だ。

 この中から勝ち馬が出てきても何ら不思議はない。大事なのはその中でどれが一番Vに近いかという話。一頭ずつ精査していこう。

 まずはラストインパクト。冒頭に記したように“枕ことば”は一番派手で、実績なら間違いなくこの馬がトップ。ただ、岸本助手によると「1週前はしっかりやったけど、まだ手先が重い感じがします。もともと京都大賞典を予定しており、前倒しでの参戦。その辺がどう出るか」と慎重な口ぶり。はた目から見ても近走成績から衰えは否めない印象がする。

 フルーキーに関しては「いつもの休み明けよりはいいけど、やっぱり昔ほどの切れが…ね。ズブさが出てきているので今はこういう距離のほうがいいとは思いますけど」と、こちらもピリッとしたコメントが出てこなかった。2走前に同舞台の新潟大賞典で0秒3差4着だが、過度な期待は禁物ということだろう。

 ということで本欄が最も推すのはハッピーモーメント。正直、前述の2頭ほど実績があるわけでもなく、存在的に地味ではあるが…。

「前走(目黒記念=3着)後は牧場からここを目標に調整してきました。1週前の攻め馬も良かったですね。以前はすぐ腰に疲れが出て連続して使えないこともあったけど、それが解消されてきました。重賞で好走できたのもそれが要因でしょう」(同助手)

 左回りは8戦して掲示板外は1度だけ。2走前のメトロポリタンS以外は堅調な競馬が続いている。7歳と出世は遅れたが、体がパンとした現在、崩れのない左回りなら期待は高まるばかりだ。

「手応えの割にジリジリというタイプで、以前なら乗り慣れた津村騎手がベストだったとは思います。でも、今のこの馬なら乗り替わりも全く問題ないでしょう」

 ちなみに今回の鞍上は過去に手綱を取ったことのある戸崎圭。さりげなくリーディングジョッキーを確保したところに陣営の“勝負気配”が垣間見える。