【クイーンS】アエロリット菊沢調教師が万全の仕上げ「ノリさんに乗ってもらえるような馬を」

2017年07月27日 21時32分

今年のNHKマイルCの記念撮影。奥から横山典騎手、菊沢調教師、優勝馬アエロリット(撮影=平松さとし)

【平松さとしの重賞サロン】もう30年近く昔の話である。横山典弘騎手の実家に毎週のようにお邪魔させていただいていた時期があった。

 

 当時、騎手だった菊沢隆徳現調教師とも、よくそこで顔を合わせた。そして、後に彼は横山騎手の妹と結婚。菊沢一樹騎手は、彼らの間に生まれた長男である。

 

 今年の5月7日。菊沢隆徳調教師は管理馬であるアエロリットでNHKマイルCを優勝。厩舎開業後、初めてのGI制覇を成し遂げた。

 

 レースはフライングかと思えるほどの抜群のスタートを切った。しかし、逃げることなく番手に控えた。後に菊沢師は次のように語っている。

 

「直線の長い東京コースだから逃げるのは嫌だと思ったけど、そこはさすがノリさん!!という手綱さばきでした」

 

 そう、鞍上は義兄の横山典弘騎手。コンビで大レースを勝つのは大きな目標だったのではないですか?という問いには、次のように答えた。

 

「それはもちろんですけど、大レースに限らず、普段のレースからノリさんに乗ってもらえるような馬をつくることを目標にしています!」

 

 アエロリットは今週末のクイーンS(日曜=30日、札幌芝1800メートル)で戦列に復帰する。鞍上はもちろん横山典弘騎手。菊沢師が万全の仕上げをしてくるのは間違いないだろう。彼らの新たなる章が華麗に幕を上げることを祈りたい。