記者のイチ押し(美浦編)

2013年01月03日 08時39分

【2013年 記者のイチ押し(美浦編)】2013年はこの馬、この人に注目――。ここでは美浦、栗東両トレセンに張りつく最前線記者が巳年に羽ばたく「馬」「人」を厳選してお届けする。取材者が肌で感じた“オススメ物件”にご注目。

<尾関知人調教師>開業4年目の12年は36勝で関東リーディング4位に大飛躍。その起爆剤は重賞初Vを果たした11年の新潟2歳S(モンストール)だった。「あれで厩舎全体に自信がついた。以降は勝てない月が一度もない」と師は振り返る。今年は「油断せず慢心せず。いかにコンスタントに成績を残すか」を問われる勝負年。原動力となったモンストールの復活も待たれるが、新たな活力となりそうなのが、中山最終週のラピスラズリS(芝外1200メートル)を勝ったサクラゴスペル。「スプリンターとして完成してきた。2013年は大舞台へ」と期待は大きい。(山村)

<西村太一騎手>“IQジョッキー”丸田は2012年もローカル競馬場で勝ち星を量産。馬券野郎の懐を幾度となく温めてくれたが、最近は馬券ファンからのマークが厳しく?超穴は出にくい状況になっている。そろそろ新時代の穴ジョッキー出現を熱望していたところ…出ました出ました西村太一。今年は丸田と同じエージェントが受け持つこの騎手に要注目。眼光鋭い顔つきは勝負師のもの。ペース判断がうまく腕っぷしも強い。人気薄の差し馬に乗る時は買いの一手だ。(虎石)

<三浦皇成騎手>12年は重賞Vこそなかったが、年間の勝ち星で近2年を上回り確実に地力アップ。華々しいデビューを飾った08年。2年目以降は苦しんだ時期もあったが再び上昇カーブを描こうとしている。2013年の期待馬は古馬ではダノンジェラート。デビュー5戦目で挑んだ菊花賞は7着だったが本人は「まだこれからの馬。今後の成長が楽しみ」。10年生まれからは「アンブリッジローズはいいですよ」。名門“バラ一族”の良血の名が挙がった。飛躍の年となるか、大いに注目したい。(藤井)


<高橋文雅調教師>2012年開業。2年目の大きな飛躍が期待できる。「オープンのヴァンフレーシュを筆頭に10年生まれの世代には素質馬が多く揃っている。2013年は大いに楽しみですね。古馬陣ではエーブフウジン(500万下)など成長力を秘めた馬もいる。貪欲に勝負をかけていきます」と同師。獣医師の資格を持ち師匠の大久保洋厩舎では12年余り調教厩務員を務めた。同僚だった吉田豊とのコンビで初重賞制覇を夢見ている。(田沼)