
【大阪杯(日曜=4月2日、阪神芝内2000メートル)稲富菜穂のだいじょばない】どうも、稲富菜穂です。高松宮記念の興奮がまだ収まっていない中、今度は新しくGIレースに昇格した大阪杯。息がつけませんね!
大阪杯といえば、昇格前からGIのような「豪華メンバー揃い!」という印象でしたが、それが本当にGIになって、もう豪華すぎるほどのメンバー。取材をする前から、もうドキドキですわ!
聞きたい馬がたくさんいる中でも、昨年の年度代表馬に選ばれたキタサンブラックはもちろん、外せません。ここからの始動、武豊騎手どんなお気持ちですか?
「距離とか、コースとか、馬場状態とか、何も注文が付かないというか、どういう状況でも走ってくれる馬。年度代表馬として恥ずかしいレースはできませんし、僕自身、この馬の今年の活躍を非常に楽しみにしていますから。その初戦ということで力が入りますね。GIになったことで例年よりメンバーも集まり、レースもハイレベルなものになると思いますよ」
さすが武豊さんに、ブラックさん。何か人馬とも貫禄を感じますよね!
さらにダービー馬も参戦ということで、もうめまいがしちまうぜ! ルメール騎手、マカヒキの追い切りに乗った感触は?
「状態はいいです。前走の京都記念(3着)は休み明けで、距離もちょっと長かったけど、今回の2000メートルはちょうどいいですね。GIですからもちろん、強い馬はほかにもいます。でもマカヒキは日本ダービーを勝った馬ですから。何も心配してないです」
ルメール騎手の一つひとつの言葉がとても丁寧で、ここにかける思いが伝わってきました。
ちなみに管理する友道調教師にもお話を聞いたら、ルメール騎手は「ハッピーホース」とも言ってくれたみたいですよ。すてきな言葉だなぁ~。どんな意味なのかは東スポWebをご覧ください(宣伝かい)。
京都記念でこのマカヒキを破ったサトノクラウンも気になりますよね。ミルコ・デムーロ騎手は「とってもいい馬です。去年よりトモが良くなって、パワーアップしていました。ただ距離やコースは僕もちょっと気にしていますね。やっぱり2000メートルは少し短いと思います。一番のライバル? 難しいねぇ…キタサンブラックは僕のと同じで、2000メートルはちょっと短いかもしれない。マカヒキはちょうどいいと思います」
なぬぅ! 何かいろんなヒントをもらったような…。そうなると、距離2000メートルの重賞で4勝しているヤマカツエースも気になってきたッス! 池添騎手、いろいろ教えてくださいっ。
「追い切りの走りはいつもと変わらない感じで、いいフットワークで走ってくれていました。動きも良かったと思います。距離はもちろん大丈夫。阪神コースでは結果が出せてないですけど、そこまで心配はしてないですよ」
ふむふむ。やはり強敵は…。
「年度代表馬にダービー馬、それに海外でGIを勝っている馬もいますから、簡単ではないと思います。それでも今は馬自身が自信を持ってくれていると思う。今のこのデキで、強い馬相手にどう立ち回っていくか。もちろん、僕がしっかり乗らなくちゃいけない部分も大きいと思います」
さすがに気合が入っておりますな。
「僕のかなえたい夢はいろいろあるんですけど、なかでも父(池添兼調教師)の管理馬でGIを取るのは長年の夢というか…。(ヤマカツ)エースと一緒にGIを取れるように、しっかり乗りたいと思います」
あぁ、なんだかドキドキと体が熱くなって、目頭から水が出そうになるぜ!(風邪ではないですよ)。どんなレースになるのか楽しみだなぁ。予想は今のところまったくまとまっておりませんが、週末までに答えをひねり出すぞ!
☆いなとみ・なほ=1990年12月16日生まれ。関西在住のタレントとして幅広く活躍し、現在はKBS京都の「競馬展望プラス」、ABC「おはよう朝日です」に出演中。彼女が取材した馬が激走することが多いことから、一部のトレセン関係者から「競馬界の女神」と呼ばれている。