【大阪杯】近年の最強世代は4歳ではなく5歳…ならサトノクラウン

2017年03月31日 21時00分

【大阪杯(日曜=4月2日、阪神芝内2000メートル)新バージョンアップ作戦】今年からGIに昇格した古馬中距離戦が新VU作戦の今回のターゲット。先週の日経賞3連単16万7310円を◎△△、毎日杯同1万4420円を○◎△で的中と予想が冴え渡る明石尚典記者は◎サトノクラウンで勝負する。近年の世代最強は「現5歳」という分析から導き出された確信の結論だ。

 

 2017年GIシリーズのオープニングを飾ったフェブラリーSをゴールドドリームが、先週の高松宮記念をセイウンコウセイが制覇。ダート&スプリント界までも制圧したことで、ますます現実味を帯びてきたのが“現4歳世代最強説”だ。当レースは過去10年で6勝、2着3回と4歳馬が圧倒的優位の、いわばドル箱。

 

 今年からGIに昇格したとはいえ、同じ阪神内回り10ハロンならこの傾向がガラリと変わる事態は考えにくい?

 

 本来なら4歳世代からの軸選びが最も現実的な選択肢となるのだが…。当欄にとってノドに刺さった魚の小骨のごとき存在が2分24秒台にとどまった昨年のダービーVタイム。馬場、メンバーレベルから2分23秒台間違いなしとみていただけに、いまだその違和感を拭い去ることができない。世代レベルを映す鏡でもあるダービーVタイム。その比較なら“4歳世代最強説”にあえて背を向ける価値あり、と判断した。

 

 本命はレースレコードだった現5歳世代のサトノクラウン。Vタイム2分23秒2はあくまで1馬身3/4突き抜けたドゥラメンテの時計で、同馬は0秒3差の3着。それでも掲示板に収まった5着までが2分23秒台で走破。2ハロンごとのレースラップ分割(別表参照)でも25秒台は一度もなしと、額面(レースレコード)にふさわしいハイレベルなラップを刻んでいる。8ハロン通過は昨年(1分37秒8)より1秒6も速い1分36秒2。それでいてラスト2ハロンはわずか0秒1差とほぼ互角。同じ日の準オープン・むらさき賞(9ハロン)、1000万下・青嵐賞(12ハロン)のVタイム比較から、馬場レベルでアドバンテージがあったのはむしろ昨年のほうだけに価値あるラスト2ハロンラップだ。

 

 現4歳世代と5歳世代。頂上決戦でよりハイレベルなパフォーマンスを見せたのがどちらかは一目瞭然。名実ともにナンバーワンと言っても過言ではないハイレベルダービーで、優勝馬を上回る最速上がり33秒8を叩き出したサトノクラウンが1つ下の世代に負ける理由が見当たらない――そう判断した最大の根拠がこれだ。

 

 事実、京都記念では1世代下のダービー馬マカヒキ、神戸新聞杯で菊花賞馬サトノダイヤモンドにクビ差まで迫ったミッキーロケットを封じている。ラスト5ハロンが右肩上がりのラップ構成で1馬身1/4差は紛れもない完勝。4歳両馬が渋馬場で切れ味をそがれたとする向きもあるが、良馬場でもおそらく差は詰まらない確信がある。

 

 4歳世代が人気沸騰中の今だからこそ、あえて唱えてみたい“5歳世代最強説”。自説が正しいか否かの答えは日曜の仁川の地で明らかになる。