【金鯱賞&フィリーズR:東西記者徹底討論】ヤマカツエース連覇VS人気の盲点ヒストリカル

2017年03月08日 21時20分

“超速”連覇に期待がかかるヤマカツエース

【金鯱賞(土曜=11日、中京芝2000メートル=1着馬に4・2大阪杯優先出走権)&フィリーズレビュー(日曜=12日、阪神芝内1400メートル=3着までに4・9桜花賞優先出走権)東西記者徹底討論】今週も東西で行われる4・9桜花賞トライアルから目が離せない一方で、今年からGIに昇格した4・2大阪杯の前哨戦として、この時期に“移転”したGII金鯱賞にも豪華メンバーが集結。激しいトークバトルが必要なこの難題を、「独創」荒井&「馼王」西谷は見事に解決できるのか!?

 

 荒井敏彦(東スポ):金鯱賞が今週って、知ってたぁ~? 昨年暮れにやったばっかじゃんよ~。

 

 西谷哲生(大スポ):例年、番組発表と同時に入念にチェックしてますから。競馬記者なら当たり前でしょうに。

 

 荒井:そうなんだ~。てっきり長期出張目当ての夏開催日程しか見てないのかと思ったぁ~。

 

 西谷:何で夏の小倉は8週間に戻らないんですか? コネを駆使して元通りにしてくださいよ。

 

 荒井:知らな~い。

 

 西谷:ところで、さっきからすっごいカンジ悪いんだけど。石原慎太郎ネタに見せといて、実はキャバクラで自分が受けたおざなり対応を紙面で再現するのはやめてください。読者からクレームが来ても知らないっすよ。

 

 荒井:なら聞くけど、今年の金鯱賞は荒れるって知ってた?

 

 西谷:大阪杯の前哨戦になった今年は見ての通りの好メンバー。何を根拠に言ってるんですか。

 

 荒井:GIIに昇格した1996年が8番人気フジヤマケンザン、年末開催に移動した2012年は6番人気オーシャンブルーが勝利。開催条件が変わった年は決まって波乱が起きてる。

 

 西谷:穴党本能をくすぐるには至りませんね。わずか3か月で連覇を果たせる◎ヤマカツエースで大丈夫でしょう。有馬記念は「距離が少し長い」と陣営も認める中で大健闘の4着。以前は早めに動いて粘り込むイメージしかなかった馬が、後方からしっかり脚を使えていたし、伸び始めたところで前が壁になるロスがなければ、もっと際どかったはず。やはり前残りの流れを、外を回って差し切った昨年暮れのこの金鯱賞が本格化の証しだったんでしょう。ここは無理に逆らっちゃダメですよ。

 

 荒井:昨秋から内容がずっといい◎ヒストリカルが人気の盲点になっているなら、狙わない手はないだろう。小回りの小倉大賞典は明らかに不向きな舞台。しかも1000メートル通過が57秒6のハイラップで流れても、道中の行きっぷりに余裕があり、直線ではこの馬らしい切れ味を見せての2着だからな。今のデキの良さに加え、鞍上も2度目なら前進しか考えられん。

 

 西谷:相手筆頭はさすがにステファノスで一致しましたか。香港カップ(3着)はモーリスが強過ぎただけ。後方一気のイメージしかなかった馬が、折り合って前々で運べていた。競走馬としての完成が近づいています。

 

 荒井:サトノクラウン、スマートレイアーが京都記念で1、2着、ネオリアリズム、ロゴタイプが中山記念で1、3着と香港帰りが好走しているのも追い風。前哨戦仕様の仕上げだろうけど、1週前の動きを見る限り、格好はつけられるだろ。

 

 西谷:金鯱賞2着のパドルウィールも重い印が必要なのに、先輩は抜けですか。跳びの大きな馬だから小倉大賞典(15着)は参考外。息の入りにくい流れも向きませんでした。中京でレコード勝ちした実績も見逃せないし、得意の舞台に戻れば一変がありますよ。

 

 荒井:舞台適性の前に、オマエはルージュバックの地力を侮ってないか? GIIレベルでは崩れ知らず。昨秋の毎日王冠(1着)だけ走れば、まず勝ち負けだろ。

 

 西谷:プロディガルサンが東京新聞杯(2着)でマークした上がり32秒0は鮮烈。2000メートルでも折り合えれば怖い。あとナスノセイカンも昨春の500万勝ち時計が同週の中日新聞杯と0秒2差。この舞台なら実績ほどの力量差はないかも。賞金加算が必須な馬だけに、しっかりと押さえておきたいですね。

 

 荒井:桜花賞トライアルのフィリーズレビューは先週のチューリップ賞に比べれば軽い組み合わせ。休養明け組より、使っている組の方が狙えるんじゃないか。抽選突破がかなえばステラルージュが面白い存在になりそう。未勝利Vは初戦(2着)とはまったく違う競馬で、馬混みも苦にしなかったからな。混戦になれば。

 

 西谷:ジューヌエコールは阪神JF(11着)で行きたがる面を見せていました。ペースが流れる1400メートルなら、前走以上の走りを期待するのは当然。何といってもGII(デイリー杯2歳S)ウイナーですから。レーヌミノルにも劣らない実績に改めて注目です。