【弥生賞】ダイワキャグニー「瞬発力&機動力」で無傷の3連勝だ!

2017年03月03日 21時00分

【弥生賞(日曜=5日、中山芝内2000メートル=3着までに4・16皐月賞優先出走権)新バージョンアップ作戦】暦が替わって競馬の春到来。今週末から牡牝3歳クラシックのトライアルが東西でスタートする。新VU作戦のターゲットは皐月賞TR第1弾のGII戦。ディープインパクト産駒不振という現状を重視した明石尚典記者は、瞬発力と機動力を兼備するキングカメハメハ産駒の◎ダイワキャグニーで勝負する。

 

 皐月賞=ディーマジェスティ、ダービー=マカヒキ、菊花賞=サトノダイヤモンド。昨年は異なる産駒で牡馬3冠達成という離れ業をやってのけたディープインパクト。当然、今年もディープ産駒がクラシック戦線をけん引…と断言したいところだが、ここまで牝馬を含めて3歳重賞での勝ち星はなし。毎年のようにクラシック候補を輩出する当代きっての大種牡馬がまさかの不振にあえいでいる。本来なら中心を担うべきディープ産駒が“不作”とあっては予断を許さない。クラシック戦線異常あり――今回は非ディープ産駒に狙いを定めた。

 

 白羽の矢を立てたのがキングカメハメハを父に持つダイワキャグニー。根拠はズバリ、東京9ハロン2戦のVラップにある(別表参照)。新馬→セントポーリア賞はともに中間3ハロンが38秒台。中だるみの大きいラップを刻めば、当然比重は後半=上がりへ掛かってくる。

 

 新馬=34秒8、セントポーリア賞=33秒7というレース上がりで注目すべきはそのラップバランス。初戦が11秒7→11秒6→11秒5の加速ラップ。セントポーリア賞もラスト2ハロン目がハロン10秒台と、高次の瞬発力を備えていなければクリアできないハロンラップで構成されている。一見、スローペースの恩恵を受けたように映るこの2戦はその実、瞬発力レベルの差がストレートに着順へ反映された。セントポーリア賞で完封したエトルディーニュが共同通信杯2着なら、世代トップクラスの能力あり、とみるのが妥当な線だ。

 

 先週の中山記念は4ハロン通過が50秒台。超のつくスローペースからの決め手勝負かと思いきや、その後は一転。ラスト5ハロンすべてがハロン11秒台という持続力型ラップでフィニッシュを迎えている。早めのペースアップで苦しくなるのはもちろん先行勢。本来ならば先行勢受難のラップ構成だが…。勝ち馬は4角3番手のネオリアリズム。最速上がりマークの2頭(サクラアンプルール、アンビシャス)は2、4着とその後塵を拝した。

 

 トリッキーな中山コースではやはり機動力が必要不可欠。前々で瞬発力を発揮できればまさに鬼に金棒だ。瞬発力&機動力の両刀遣いであるダイワキャグニー。ここで無傷の3連勝を決め、混戦クラシックの主役候補に名乗りを上げるだろう。