【京成杯】非凡な潜在能力全開! 狙うはメリオアラの一発

2017年01月13日 20時00分

【京成杯(日曜=15日、中山芝内2000メートル)新バージョンアップ作戦】牡馬クラシックに向けて関東エリアで今年最初の3歳重賞。オープン馬はわずか2頭と確たる主役不在の中、ホームラン狙いのスタンスで構えた新VU作戦の明石尚典記者はメリオラに◎。小柄な馬体に秘めた非凡な潜在能力に注目した。

 

 前走Vは新馬、未勝利組のみ。重賞はおろかオープン特別、500万下Vの余勢を駆る馬は皆無となった今年の京成杯。牡馬クラシック第1弾・皐月賞と同じ舞台とはいえ、GIIIの看板ほど敷居は高くないという見方でOKだろう。傑出馬不在の大混戦は、裏を返せば馬券的妙味十分の一戦。そう言えなくもないのだが…。人気すら読みづらい情勢で、とにかく軸選びが難解。ここは一発を狙いにいく。

 

 高配当の使者として白羽の矢を立てたのがメリオラ。前走のホープフルSは0秒6差6着と完敗。新馬勝ち直後の重賞挑戦で底を見せたという見方もあろうが、VタイムはGII昇格後の2014年以降で最も速い10ハロン=2分01秒3(別表参照)。一方で同週の1000万下(6ハロン=ハッピーエンドC)のVタイム比較から、馬場レベルは近3年で最低だった。勝ち馬レイデオロにこそ水をあけられたとはいえ、過去2年のVタイムに近い2分01秒台走破なら評価を下げる必要は全くない。

 

 ホープフルSのレースラップを2ハロンごとに5分割すると、23秒3→24秒5→24秒6→24秒4→24秒5。道中で25秒台が複数出現した過去2年に対して、今年は3ハロン目以降がすべて24秒台半ば。全く息の入らないラップを刻んでいる。これでは先行勢総崩れの結果に終わるのは自明の理。展開のアシストを最大限に享受した差し、追い込み勢よりも逃げ、先行勢のほうがより厳しい競馬を強いられたことは数字が証明している。

 

 2分01秒台で走破した1~7着馬のうち、自身前後半3ハロンで前傾ラップを刻んだのは今回不出走の5着サングレーザー(前3ハロン36秒3→後3ハロン36秒9)と6着メリオラ(同36秒4→36秒8)のみ。この2頭に関してはホープフルSの結果(着順)だけで底を見せた、と見限るのは早計だ。

 

 実際にメリオラが新馬戦でハナ差退けたスワーヴリチャードは、東京スポーツ杯2歳Sでタイム差なしの2着。クラシック候補に名乗りを上げた逸材を抑え込んだ事実は見逃せない。馬名の由来は「より良い、より優れた」という意味のラテン語。能力全開ならその名の通り、「より良い」着順に収まる結果が待ち受けていると断言したい。