【中山金杯】東西記者徹底討論

2017年01月01日 18時02分

3年連続出走のマイネルフロスト

 2017年のJRAは1月5日に開幕。東日本では中山金杯(芝内2000メートル)、西日本では京都金杯(芝外1600メートル)の、おなじみの正月GIIIが行われる。毎週渾身予想を披露している本紙の名物企画・予想合戦の「両刀」山口、「独創」荒井、「馼王」西谷の3人が集結。正月を返上してレースの行方を占った。さあ、読者の皆さまも「金杯で乾杯」といきましょう。まずは中山金杯だ。

 

 山口心平(東スポ):2015年はラブリーデイがGⅠを勝ち、16年はヤマカツエースが年末の有馬記念に駒を進めて4着と健闘。

 

 荒井敏彦(東スポ):最近は結構勝ち馬がその年に活躍してますよね。

 

 山口:17年もその視点でいこうとメンバーを見たが、どうにもピンとこない。

 

 荒井:いかにもハンデ重賞って感じ。オープン特別でチョイ足らずという馬が大半ですから。

 

 西谷哲生(大スポ):唯一その可能性を秘めるのは◎ストロングタイタン。底を見せた感のある他馬に比べると大きく広がる未来がありそう。

 

 荒井:うん。おれも本命にしようかと思ってたけどキミに譲ってやろう。17年の飛躍があればこの馬で間違いない。

 

 山口:確かに、以前に比べると速い上がりも使えて成長している。

 

 西谷:16年の上半期は爪を傷めて休んでいたけど、それがいい休養になって、成長につながったようです。

 

 山口:直線の坂と輸送競馬。カギはここだな。

 

 西谷:関東への輸送は未知数(1走のみ)ですが、500キロ超の馬格があって坂路で好時計を出しまくる馬だから心配ないでしょう。

 

 荒井:持久力のあるタイプで中山替わりは、むしろいいと思いますよ。

 

 山口:オレはGⅠ馬クラリティスカイを見直す。ここ数戦の競馬を見ても、このくらいの距離が競馬はしやすそう。

 

 荒井:ですね。ただ勝ち切るには展開面の条件はつきそうですけど。

 

 山口:前走(ディセンバーS=5着)のような上がり勝負は分が悪いからな。そのあたりは鞍上がカバーしてくれるだろう。馬体ももう少し絞れてくればいいだろうし。

 

 荒井:僕は3年連続出走となるマイネルフロストに期待します。ここ2戦も勝ててはいないけど着差はわずか。もともと叩き良化型。前走(ディセンバーS=7着)もここへの叩き台でしょう。

 

 西谷:展開面での恩恵もありそうですね。

 

 荒井:そう。単騎逃げも可能なメンバーで先行勢に有利な流れ。人気は手頃だろうし、穴をあけるシーンがありそう。

 

 西谷:中山向きの脚質のダノンメジャーも上位評価します。切れる脚を使えるわけではないのでここ2走の積極策が合っています。展開の利がありそう。

 

 山口:ダノンはマイラー寄りの印象。それなら中山得意、10ハロンで安定してきたシャイニープリンスだ。

 

 荒井:確かに前走(ディセンバーS=3着)は58キロでしっかり脚を使えていたのは収穫ですね。

 

 山口:A→Cコース替わりで立ち回りのうまさがより生きそうだ。

 

 荒井:使ってくればツクバアズマオーにも目を向けたい。中山中距離は文句なしの安定感だし、仕上がり途上の前走(ディセンバーS)で勝つのだから力をつけています。

 

 山口:ライズトゥフェイムも中山はベストの舞台。さすがに16年ほどのスローにはならないだろうし、叩き2戦目だから重賞でも大崩れはなさそうだ。