【ジャパンカップ】海外競馬の達人が外国馬3頭を激辛ジャッジ

2016年11月25日 20時01分

イキートス(右)とナイトフラワー

【ジャパンカップ(日曜=27日、東京芝2400メートル)海外競馬の達人・秋山響氏の激辛ジャッジ】2年連続の参戦となるフランスのイラプトは前走のカナディアン国際Sを制し、7月のサンクルー大賞でも2着に入っているのだが、率直に言ってこの2レースのレベルはあまり高くはなかった。自身は昨年、4コーナーで進路が狭くなって位置を下げる場面がありながらも、勝ち馬から0秒3差の6着に入り、外国馬として最先着を果たしてはいるが、ジワジワと伸びるタイプで、日本の中長距離戦で求められる瞬発力に欠く印象。レースセンスは高いので、今年も見せ場は作れそうだが、それでも掲示板に入れば上出来だろう。重馬場は苦手でさらにチャンスは減る(無印)。

 

 ドイツのナイトフラワーも2年連続の参戦。昨年は直線で前が詰まる不利があっての11着。もったいない競馬だった。今年は9月のバーデン大賞(2着)まで4連敗を喫していたが、前走のオイロパ賞を鮮やかに差し切って連覇を達成。復調した感がある。さすがにこの豪華メンバーでは総合力で見劣りすることは否めないが、日本の馬場にも対応可能なことは昨年で証明されており、最大の武器である切れ味を生かせる流れになれば、馬券圏内食い込みの可能性もわずかながらある。このレースで好走が目立つ牝馬、しかも人気薄でもあることを加味して印(△)は回しておきたい。良馬場でも問題ないが、重馬場は追い風になる。

 

 同じドイツのイキートスは今年のバーデン大賞の勝ち馬。降りしきる雨の中、最後方追走から、最終コーナーでガラッと空いた内を突いてナイトフラワーを差した走りは見事。5月のバーデン経済大賞(GII)でも同じような競馬で優勝している。ただこの2レースはともに内の馬場が悪く、全馬が直線で外ラチ沿いに進路を取る特殊な競馬。追い込みのこの馬にとっては本来なら外を回る距離ロスを最小限で抑えられ、全てがうまくいった印象がある。得意の重馬場になれば浮上の余地をわずかに残すが、さすがに今回のメンバーを相手に追い込み一辺倒の脚質では苦しい(無印)。