【ジャパンカップ】昨年11着のドイツ馬ナイトフラワー 勝算あるからこその再来日

2016年11月22日 21時30分

鋭い末脚が武器のナイトフラワー

【ジャパンカップ(日曜=27日、東京芝2400メートル)dodo馬券】2005年のアルカセットを最後に外国馬の勝利がない日曜東京メーンのGⅠジャパンカップ。近9年で馬券に絡んだ外国馬もなく、質量ともに先細り気味で今年はわずか3頭。どれもノーマークに近いが、それだけに配当妙味は抜群で、当欄は昨年11着に敗れたドイツ馬ナイトフラワーを狙う。昨年の11着は力負けではない――。リベンジを誓う陣営の自信は相当なものだ。

 

 凱旋門賞馬ディラントーマスを父に持つナイトフラワー。バリバリの欧州血統である同馬は、昨年のジャパンCで11着に敗れた。結果だけを見れば「日本の高速馬場に適性がなかった」と、お決まりのフレーズで片付けられてしまうだろう。

 

 だが、2年連続の参戦は陣営に確かな手応えがあってのものではないか? 主戦のシュタルケを直撃すると「チャンスはあると思うよ。日本の馬場への適性? ノープロブレムだ」。自信たっぷりに“リベンジ宣言”が飛び出したのだ。

 

「昨年は残念なレースになってしまった。直線で馬群に包まれて、抜け出すスペースがなくなってしまったからね。フットワークの大きな馬だから、ああいう形になると難しい。あそこさえスムーズだったら、もっとやれていたのに」

 

 悔しさをにじませながら「不完全燃焼の一戦」を振り返る。全14戦中12戦で手綱を取り、同馬の能力も性格も知り尽くしたジョッキーの言葉だけに説得力がある。

 

 それでも、まだ心身ともに完成していない3歳牝馬が「初めての日本への遠征も問題なくこなしてくれた」のは大きな収穫。慣れない環境に戸惑って力を出し切れずに終わってしまう外国馬も少なくない中で、“来年こそは”と思わせる競馬ができたのは、鞍上が一番の武器だと語る「ストロングメンタル」の裏付けと言えるだろう。

 

 逆襲を誓う今年は、前走のオイロパ賞(独GI)で、18年ぶりとなる連覇を達成。きっちりと上昇カーブを描いて日本へ乗り込んできた。

 

「いい結果を出すことができた。まだヨーロッパの大きなレースを勝っていないので力関係がどうか分からない面はあるが、日本で一度レースを経験しているということは間違いなくプラスになる」

 

 輸送の不安がなく、充実の4歳秋を迎えたとなれば、昨年をはるかに上回るパフォーマンスを期待せずにはいられない。「いつもいい結果を出そうと、彼女は自分のベストを尽くしてくれるんだ。強い馬がたくさんいるけど、可能性を感じているよ」

 

 直線で力強くビクトリーロードを“独”走するのは、この馬かもしれない。