【天皇賞・秋】2着好走リアルスティール 次走にジャパンカップ浮上

2016年10月31日 21時31分

2着好走で世界レベルの地力をアピールしたリアルスティール(左)

“ワールドクラス”はモーリスだけではない。3月のドバイターフ(芝1800メートル)でGI馬の仲間入りをしたリアルスティールが30日の「第154回天皇賞・秋」(東京芝2000メートル)で、7番人気の低評価を覆す2着好走で世界レベルの地力をアピールした。

「直線は馬場のいいところを選んだ。すごい頑張ったけど、モーリスが強かった」とM・デムーロが振り返るように勝ち馬モーリスとの1馬身半差は決定的。しかし、順調ではなかった臨戦過程、そして当日の“アクシデント”を考慮すれば負けて強し、の評価が妥当となる。毎日王冠を夏負けで回避して本番直行となったローテは当然ながら割り引き材料。そして、パドックに最も遅れて登場したように「装鞍所で暴れてしまって…。普通の馬ならば走れる精神状態ではなかった」と矢作調教師。それでGI・2着は驚異的な結果といえよう。

 注目の次走は? 当初、陣営が本線に考えていたレースは今回と同じ距離で行われる香港カップだったが、モーリスと再戦の可能性が高い。さらに今回のレース内容からジャパンカップ(11月27日=東京芝2400メートル)が有力候補として浮上した。「今日の遅い流れ(5ハロン通過60秒8)でもしっかり脚を使えていた(上がり3ハロン33秒5=最速タイ)。再びマイルを使うよりは長いほうがいい」との同師のジャッジは納得がいく。3歳時のダービーでは4着と苦杯をなめた舞台設定も、本格化した現在なら克服する可能性は非常に高いはずだ。