【京都大賞典】キタサンブラック陣営に海外遠征の野望

2016年10月07日 20時00分

来年は海外遠征も視野のキタサンブラック

【京都大賞典(月曜=10日、京都芝外2400メートル=1着馬に天皇賞・秋優先出走権)栗東発トレセン秘話】「海外遠征って難しいですね」

 

 厩舎に行って雑談をしていると、今週は決まって、この話題になる。凱旋門賞の“マカヒキ惨敗ショック”はトレセン関係者の間で尾を引いているようだ。ハイレベル世代の日本ダービー馬がなすすべもなく14着大敗を喫してしまったのだから、強い印象が残ってしまったのも無理はない。

 

 そんな中、トレセンで「あの馬は凱旋門賞に行ったら面白いんじゃないか」と、よく名が挙がるのは、京都大賞典に出走するキタサンブラック。池江調教師と話をしていて今後、可能性がある馬として名前が出てきたのも、やはりこの馬だった。

 

 実際、キタサンブラックの海外遠征については、すでに関東のトップジョッキーが厩舎サイドに“進言”している。

 

「祝勝会のパーティーで(横山)ノリさんが“キタサンブラックが今、日本で一番強いし、凱旋門賞はピッタリだから、絶対行った方がいい”って言っていたんです。前に行けるのは確かに強みですよね」(清水久厩舎の某スタッフ)

 

 今年は国内に専念し、秋は京都大賞典→ジャパンC→有馬記念と3戦プランを早くから表明しているキタサンブラック。海外遠征について清水久調教師は「日本でまだ勝っていないGIがあるのに、海外に行っても…というのもあるし、今年は国内に専念しようということになったんです。今年の結果次第で来年どうなるかでしょう」。

 

 つまりは秋のパフォーマンス次第では来年の遠征が現実味を帯びてくるということだろう。

 

「今回の休みで馬がさらに力強くなったし、落ち着きも出てきた。走る馬ってすごいですよね。今週? 普通に結果は出るんじゃないですか」とは今井助手。京都大賞典は素直に“日本で一番強い”キタサンブラックの快走を期待するとしよう。