【凱旋門賞・銀メダル馬】2013年オルフェーヴル トレヴに完敗も池江調教師「日本馬が勝ち負けできるレベルなのは明らか」

2016年09月30日 20時00分

入念に調整するオルフェーヴル(撮影=平松さとし、2013年9月)

【凱旋門賞(日曜=10月2日、仏シャンティイ競馬場芝2400メートル):銀メダル4度 世界の頂点に迫った日本馬(連載4)】2012年に続いて凱旋門賞に挑戦したオルフェーヴルは、アウェーの立場でありながら、ホームのような歓迎を受ける。「オルフェーヴルが勝つところを見に来た」とフランスの多くの競馬ファンが口にし、競馬当日の地元紙もオルフェーヴルが1面を飾るほどだった。

 

 だが、レースは3歳牝馬トレヴの独壇場。5馬身差の2着に敗れたオルフェーヴルには、どう乗っていたとしても逆転の目がなかったのは明らかだった。

 

「凱旋門賞には何年、もしかしたら何十年に一度かもしれないけど、ああいう歴史的な名馬が登場する。トレヴは素晴らしい馬。ヴェルメイユ賞で見たときから、ライバルはこの馬一頭だと思っていた」と池江調教師は悔しさをにじませた前年と異なり、レースを淡々と振り返った。

 

「オルフェーヴルの挑戦は今回で終わるけど、日本馬が勝ち負けできるレベルにあるのは明らか。あとはタイミングの問題だけだと思うんです。今回はトレヴのような馬がいただけで、そうでない年もある。挑戦を続けていけば、いつかはチャンスのある年に当たるだろうし、自分も常に凱旋門賞を視野に入れて馬を育てていきたい」

 

 長い年月を超え、先人の熱い思いをかなえるときがついに来たのか。あとはもうマカヒキの走りを熱く見守るだけだ。