【21世紀的名馬伝説】“最強スプリンター”ロードカナロア 唯一の弱点は「奇数馬番」

2016年09月30日 12時00分

 種牡馬となった後も活躍馬を次々輩出し存在感を誇示し続けているキングカメハメハ。その産駒のなかでも異色の存在が2012&13年にJRA最優秀短距離馬、13年に年度代表馬に選定されたロードカナロアだ。

 キンカメ産駒はJRA芝のGⅡ以上で計39勝(9月30日現在)しているのだが、そのうち36勝がマイル以上。1400メートル以下で勝利したのはこのロードカナロア以外にいない。そしてその3勝全てがスプリントGⅠ。そんな異端が国内の千二戦で敗れた4戦に共通したもの…それは奇数馬番だった。

 通常、奇数馬番は偶数馬番より先にゲートに入らなければならないため、スタートまでゲートの中で待たされる時間が長くなる。カナロアにはこれが大きなストレスだったようだ。

 初のGⅠ挑戦となった高松記念は奇数の中でも特に早めにゲートに入れられる傾向のある1枠1番。この影響もあってか1番人気ながら3着と初の連対圏外となってしまうが、秋のスプリンターズSでは逆に最後に入れる8枠16番で圧巻のレコードV。以後、破竹の重賞5連勝でマイルGⅠの安田記念まで制覇。ちなみにこの安田記念も馬番は10で後入れの偶数馬番だった。

 しかし秋初戦のセントウルSで6枠9番と苦手の奇数馬番となったカナロアはまさかの敗戦を喫する。スプリンターズS連覇の可能性は後から思えば馬番が偶数か奇数かによって左右されていた感もあるが…見事(?)に10番を引き当て勝利。この勝利を含め国内の1200メートル戦で偶数馬番だったときは4戦4勝。そのうちの2戦がスプリンターズSだったのだから、くじ運が連覇の大きな要因だったのかもしれない。

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