“ターフの魔術師”武邦彦さん通夜 武豊「元気に戻ってくると思っていました」

2016年08月14日 21時46分

父・武邦彦さんの遺影の前で謝辞を述べる武豊騎手

 12日に死去した元JRA騎手の武邦彦さん(享年77)の通夜が14日、滋賀県草津市内でしめやかに営まれた。

“ターフの魔術師”として異名を取った昭和の名ジョッキーの通夜には競馬界のみならず、各界から約350人が参列。栗東トレセンからは白井元調教師、松田博元調教師をはじめ、多数の競馬関係者が集まり、故人をしのんだ。

 ジョッキー時代の後輩で、武さんと1977年有馬記念(トウショウボーイVSテンポイント)で伝説の名勝負を演じた鹿戸明元調教師は「偉大なジョッキーで、僕の中で武邦さんと戦ったあの有馬記念は今でも忘れらない。本当に残念です」と故人をしのんだ。

 三男で父親と同じJRAジョッキーとしての道を歩んだ武豊(47)が家族を代表してあいさつ。

「今年の春ごろより体調を崩して入退院を繰り返していましたが、家族としては何事もなかったように元気に戻ってくると思っていました。しかしかなわぬ願いとなりました。本当に多くの方々に父の最後の夜に来ていただいて感謝しています。父の代わり厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました」と声を詰まらせながら謝辞を述べた。